現役長寿命車/三菱デリカD:5:販売期間19年7カ月~
続いて長寿命車。長寿命といえば約18年の長きにわたって生産され続けたR35GT-Rが2025年8月に生産終了を迎えたことが記憶に新しい。生産台数は約18年間で約4万8000台、最後の1台はミッドナイトパープルのプレミアムエディションTスペックだった。ちなみに初代NSXの販売期間は15年7カ月だった。
現在、国産車で現役の長寿命NO.1といえば、実に19年以上も生産されて続けているデリカD:5だ。
デリカD:5のデビューは2007年1月で、デリカスペースギアの後継にあたるクルマだが、設計当初からオールラウンダーを目標にしており、高いフレーム剛性を確保するとともに悪路に適した4WDモデルもラインナップされた。
4WDモデルは状況に応じて2WD(FF)から4WDへと切り替える電子制御4WDを採用し、4輪のブレーキ、エンジン、4WDシステムを制御して車体の安定性を確保するアクティブスタビリティコントロール機能も採用されていた。こうした能力も評価され、デリカD:5はデビュー時から手堅い人気を獲得した。
2019年にビッグマイナーチェンジが実施され、顔つきは三菱自動車が推し進めていたダイナミックシールドへと変貌した。そして販売開始から19年を迎えた2026年でも現役モデルとして活躍しているが、現在ではエンジンがディーゼルターボのみとなり、駆動方式も4WDに一本化されている。
なんと、2025年度の国内販売台数2万6379台を達成。これは、モデルチェンジ以降最多だった2007年度を上回る数字だ。現在でもデリカD:5が愛され続けているのは、同系統のライバルが存在していないからだろう。
現役の長寿命車/アルトラパン:販売期間11年2カ月~
2002年1月に初代モデルが登場し、女性を中心に高い人気を獲得したラパン。現在は2015年6月に登場した3代目が現行型として販売中であり、すでに登場から11年2カ月が経過しているにもかかわらず、未だに高い人気をキープしている。
それだけでも十分驚きであるが、2022年6月の一部改良のタイミングで、新たに派生モデルとなる「ラパンLC」が追加され、現在は通常のラパンとラパンLCの二本立てで販売がされているのだ。そして後から追加となったラパンLCも堅調な販売を続けている。
ラパンLCのデザインについては”どこか懐かしさを感じるデザイン“とプレスリリースにあるように、フロントグリルやヘッドライトガーニッシュ、バックドアガーニッシュなどにメッキを多用したスタイルとなっていた。
このかわいいけれど甘過ぎない仕様がより幅広い層のユーザーに受け、ラパンともどもLCも支持されるようになっている。
さらに2025年7月の改良ではパワートレインがマイルドハイブリッドに置き換えられ、先進安全装備がデュアルセンサーブレーキサポートIIになるといったメカニズム的な進化はもちろん、フロントマスクを中心にデザインを変更し、レトロなメッキグリルを廃するといった改良を行っている。
続いては、この2026年8月末をもってその生涯を終える生産終了車の2台。



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