惜しくも生産終了となった長寿命車/MAZDA2:11年11カ月
2026年5月12日の決算発表会にて2026年8月をもって国内生産を終了すると発表された「MAZDA2」。2014年9月に登場した4代目「デミオ」が2019年7月のマイナーチェンジを機に、MAZDA2に改名された。4代目デミオ時代を含めると実に12年販売されてきたことになる。
デミオの初代モデルは1996年8月に登場。当時経営再建の真っただなかにあったマツダだが、広い室内空間と扱いやすいサイズを両立したデミオは大ヒットを記録し、マツダ復活の象徴的な存在となった。
2014年9月に登場した4代目デミオは、従来の実用車的なイメージから大きく方向転換。魂動デザインや人馬一体の思想を取り入れ、「小さくても上質で走りが楽しいクルマ」を目指したモデルへと進化。
コンパクトカーでありながら質感の高い内装や優れた操縦安定性を備え、さらに1.5Lディーゼルエンジンまで設定するなど、このクラスとしては異例ともいえるこだわりを投入。2019年9月に車名をMAZDA2へ変更した後も年次改良を重ねており、「小粒ながら侮れない実力派」として、根強い人気を保ち続けてきた。
クルマとしても2021年6月に一部改良がなされ、ガソリン車の一部が高圧縮比仕様となって環境性能をアップしたほか、ワイヤレス給電やApple CarPlayのワイヤレス接続をオプション設定するなど装備の充実化が図られており、同年10月には半導体不足の影響で車両のディスプレイが7インチから8インチに大型化(CX-3と共用化)がなされるという、嬉しい誤算もあった。
しかし、いつしかヤリスやフィットに顧客を奪われていった……。次期MAZDA2の登場が待ちどおしい。
惜しくも生産終了となった長寿命車/ダイハツコペン:約12年2カ月
軽オープンスポーツの代表格、ダイハツ コペンが2026年8月末をもって生産が終了する。販売会社での在庫がなくなり次第販売終了と案内されている。
2代目コペンの登場は2014年6月。あれから早12年あまり、長寿命車の1台になってしまった。最初に発売されたのは、目つきの鋭い「ローブ」である。正常進化だったが、新骨格構造を採用した。また、購入後でもユーザーの好みの外装パーツに脱着できるドレスフォーメーションの採用も話題となっている。
2014年11月には「エクスプレイ」を追加し、2015年6月には丸目ヘッドライトの「セロ」も誕生した。「ローブ」と「セロ」はドア以外のパネルを自由に交換することが可能だ。もちろん電動開閉式のアクティブトップを受け継ぎ、ルーフのロックを解除してスイッチを引けば約20秒でオープンに変身する。
現行コペンの魅力は、やはり電動開閉式のアクティブトップを備えた軽オープンであること。スイッチひとつで屋根が開く小さなスポーツカーなんて、冷静に考えたら相当ぜいたくだ。しかも高剛性のD-Frameを軸に、Robe、Cero、GR SPORTという個性の違うデザインを展開するのもコペンらしいところだ。
658ccの3気筒DOHCターボを積み、身のこなしも軽やかだ。特別仕様車も多い。2019年秋には足や空力性能を向上させ、走りの実力を高めたGRスポーツも登場した。唯一無二の存在で、ファンを魅了したのが小粋なコペンである。
次期コペンはFRになる可能性が高い。大いに期待して待ちたい!



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