新型エルグランドを自腹購入して1200km!! 走って分かった「気持ちよさ」と「安心感」、そして3つの気になる点

改善してほしい「3つの気になるところ」

 ただ、1,200kmを共にするうち、いくつか気になる点も見えてきました。

 まず1つは、太いAピラーによる右前方の死角です。交差点やワインディングの右コーナーで、対向車などがAピラーの死角に入ることがあります。Aピラーの脇にはサブウインドウもありますし、頭を少し動かせば確認できますが、もともとの前方視界がよいだけに、この局所的な死角には注意したいところです。

 2つ目は、高速道路の荒れた路面で生じる横揺れです。高速道路を走行中、足周りのバタつきと同時に、車体が左右方向に揺れるような動きを感じることがあります。路面パターンとの相性なのか、原因までは分かりませんが、普段は非常に安定してまっすぐ走る印象が強いだけに、こうした挙動は際立って感じられます。

 3つ目は、ハザードスイッチの配置です。新型キックスや新型リーフなどもそうなのですが、直感的に位置を把握しにくく、手元を確認せずに操作しようとすると戸惑います。とっさに押すことが多いスイッチだけに、もうひと工夫ほしかったところです。R(リバース)やD/B(ドライブ/回生ブレーキ強)のように、小さな突起をつけたり形状を差別化したりするなど、手触りだけで識別できるようにしてほしいと感じました。

 アラウンドビューモニターを起動するカメラボタンも、狭い場所でのすれ違いや駐車時など、運転しながら素早く操作したい機能です。こちらも、手元を確認しなくても押せるよう、配置や形状を工夫してほしいところです。

ハザードスイッチとカメラボタンは直観的な操作がしにくく、形状の工夫が望まれる
ハザードスイッチとカメラボタンは直観的な操作がしにくく、形状の工夫が望まれる

細かな気になる部分はあるものの、「まだまだ走りたい」と思わせてくれる

 もともとステーションワゴンが好きで、ミニバンを敬遠してきた筆者ですが、新型エルグランドで1200km以上を走り、「思っていた以上にいいクルマだ」と実感しています。日常的に乗るほど、短時間の試乗ではわからなかった魅力が伝わってきました。

 細かな気になる部分はあるものの、「まだまだ走りたい」と思わせてくれることは、新型エルグランドの大きな魅力です。これからさらに距離を重ねながら、このクルマとともに過ごすカーライフを存分に楽しみたいと思います。

存在感のあるリアスタイルは、とくに気に入っているポイントだ
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