高速道路を走行中、目的のインターチェンジを通り過ぎてしまい、「しまった!」と焦った経験はないでしょうか。あるいは、ETCレーンへ進入したのに開閉バーが上がらず、慌てたことがある人もいるでしょう。
クルマを運転していれば、こうした予想外の事態に遭遇する可能性はあります。しかし、その場で間違いを取り戻そうとしてバックしたり、急に車線変更したりすると、重大な事故につながりかねません。
今回は、高速道路でトラブルに遭遇したときに絶対にやってはいけない5つのNG行動と、覚えておきたい正しい対処法をご紹介します。
文:yuko/アイキャッチ画像:Adobe Stock_ hakase420/写真:Adobe Stock、写真AC
【画像ギャラリー】目的のICを通り過ぎた!! 絶対にバックしてはいけない…高速道路でやりがちな「取り返しのつかないミス」5選(13枚)画像ギャラリー目的のICを通り過ぎても絶対に戻らない!!
1つ目のNG行動は、目的のIC(インターチェンジ)を通り過ぎた際に、本線や路肩でバック(後退)やUターンをすることです。道路交通法第75条の5では、高速道路の本線車道における横断、転回、後退が禁止されています。
後続車のドライバーは、前方のクルマが突然停止したり、後退してくるとは一切想定していません。わずか数メートルであっても、悲惨な追突事故につながる可能性があります。
逆走による事故は被害が深刻になりやすい傾向があり、NEXCO中日本によると、高速道路事故全体における死亡事故の割合が0.26%であるのに対し、逆走事故では10%と約38倍に跳ね上がるそう。
目的のICを通り過ぎてしまった場合は、そのまま次のICまで進んでください。料金所では「一般」または「サポート」と書かれた有人レーン(または無人精算機レーン)に進み、インターホン等で係員に「行き過ぎてしまった」旨を申し出ます。これにより、追加料金なしで本来の目的ICまで戻ることができる「特別転回」という措置が認められる場合があります。
筆者も以前、東名高速下り線の沼津ICで特別転回を利用しましたが、係員がスムーズにUターンルートを案内してくれました。
ただし、ICの構造などによっては、特別転回に対応できない場合もあります。次のICがスマートICやETC専用ICの場合は、「サポート」と表示されたレーンなどから係員へ申し出て、その指示に従ってください。特別転回ができない場合は、通常どおり料金を精算して高速道路を降り、一般道から目的のICへ戻ります。いずれの場合も、自分の判断で切り返したり、料金所付近を逆走したりしてはいけません。
ETCレーンでもバックは厳禁
また、ETCレーンの開閉バーが上がらなかった際も、絶対にバック(後退)してはいけません。後ろから後続車が迫っている場合があり、大変危険です。
入口料金所で開閉バーが上がらなかった場合は、その場で停止し、係員の案内に従って通行券を受け取りましょう。出口料金所の場合は、その場で停止してハザードランプを点灯させ、インターホンで係員へ連絡します。どちらの場合も、たとえ後続車が見えなかったとしても、自らの判断で後退したり、車外へ出たりすることは絶対に避けてください。
開閉バーが上がらない原因としては、ETCカードの挿し忘れや挿し込み不足、車載器や料金所側の機器の不具合などが考えられます。また、速い速度でレーンへ進入すると、正常に通信できない場合も。トラブルを防ぐためには、出発前にETCカードが正しく挿入されていることを確認し、ETCレーンへは20km/h以下で進入するようにしてください。レーン内でも、開閉バーが上がったことを確認できる速度で走行することが大切です。
また、入口料金所で通行券を受け取った場合は、出口料金所ではETC専用レーンに入らず、「ETC/一般」または「一般」などの表示があるレーンへ進み、通行券とETCカードを係員に渡してください。















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