2026年3月発売モデルのヤリスは、全グレードにスマートエントリー&スタートシステムを標準装備した。これまでXではオプションだった便利機能が、169万7300円の最安モデルにも付く。価格上昇を考慮しても、Xの買い得感は本当に高まったのか?
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】ちょうどよさがイイんです!! ヤリスお手頃グレードでもこの質感(5枚)画像ギャラリー鍵を取り出さずに解錠! 毎日使うから価値がある
スマートエントリーは、スマートキーを携帯していれば、運転席または助手席のドアハンドルを握るだけで解錠できる機能だ。施錠もドアハンドルのセンサーに触れるだけ。バックドアにも対応し、乗り込んだあとはプッシュボタンでエンジンやハイブリッドシステムを始動できる。
文字にすると地味だが、買い物袋で両手がふさがっている時、子どもを抱えている時、雨の中で早く乗り込みたい時には実に便利。カバンの奥から鍵を探す小さな面倒が消える。クルマに乗るたび使う機能だけに、満足度は大型画面やアルミホイール以上かもしれない。
2025年型のXでは、スマートエントリー&スタートシステムが3万5200円のメーカーオプションだった。最安グレードゆえに装着を迷ったり、在庫車では選べなかったりする可能性もあったが、2026年型なら注文内容に関係なく付いてくる。スマートキーが2個用意されるため、家族でクルマを共有する場合にも使いやすい。
実質4400円の上昇!? Xの買い得感は確かにアップ
最安の1.0L・Xは、2025年型の165万7700円から169万7300円へ3万9600円値上がりした。ところが従来型に3万5200円のスマートエントリーを追加すると169万2900円。装備条件を揃えた実質的な上昇額は、わずか4400円となる。
1.5L・XのCVT・2WDも、181万1700円から184万8000円へ3万6300円高くなっただけ。こちらも従来のオプション価格とほぼ同額だ。スマートエントリーが標準なら、中古車として手放す際も装備の有無を気にする必要がない。標準化によって生産仕様が整理され、欲しいクルマを選びやすくなった点もメリットだ。
ハイブリッドXは220万円から224万9500円へ4万9500円上昇したが、スマートエントリーに加えて、電動パーキングブレーキとブレーキホールドまで新装備。こちらは値上げ以上の内容といっていい。
Xはハロゲンヘッドランプや14インチスチールホイール、4.2インチTFT付きアナログメーターなど、見た目と質感では割り切りが残る。それでもToyota Safety Senseや8インチディスプレイオーディオ、スマートエントリーまで標準となれば、実用装備に大きな不足はない。
結論、2026年型Xの買い得感は確実に上昇した! 装飾よりも価格と日常の使いやすさを重視するなら、ヤリスはもう上級グレードを選ばなくても十分だ。
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