「多方面からアプローチしてクルマ酔いを軽減」 日産・セレナ
Mクラスミニバン御三家の一角を占めるセレナ。
初代発売以来多くのユーザーに支持されてきたが、2022年に登場した現行モデルは家族との大切な時間を思い切り楽しむことができるミニバンとして更なる進化を遂げた。
第2世代e-POWERの採用や先進的なデザイン、全車プロパイロット標準装備など見どころは多岐にわたるが、ファミリー層の多い車種ゆえ「あらゆる角度から徹底的に科学したクルマ酔い軽減技術」にも注目だ。
クルマ酔いのしにくさを科学的に研究した結果、主な原因として「体性感覚」「嗅覚」「ストレス」「視覚刺激」の4つが考えられると推測。そこで多方面からアプローチし、クルマ酔いのしにくい環境を作り上げた。
例えば、車体の動きの伝導を抑えて頭の急な揺れを抑制する新開発シートを採用したり、シートベルトのバックルを適正化して腹部の圧迫を減少。
さらに、見晴らしが良く開放的な視界や、内装に新車臭のしにくい材質を採用するなどの工夫を施している。
技術面によるアシストも大きく、アクセルペダルで車速を調整できる「e-Pedal Step」の操作性を向上させて滑らかな減速を可能にしたり、高剛性ステアリングの採用で走行中のふらつきを抑えるとともに高速で安定した走りを実現。
ラフなブレーキ操作でもカックンブレーキにならないようブレーキブースターをチューニングするなど、さまざまな対策が実施された。
まさに、家族との時間を思い切り楽しむためのミニバンといえよう。
「前方視界を向上させて後席での酔いを抑制」 ホンダ・N-BOX
2015年から2025年まで、軽自動車の年間販売台数1位を守り続け、今や名実ともに軽ナンバーワンとなったN-BOX。
2023年10月にモデルチェンジした現行モデルはプラットフォームこそ先代を踏襲しているが、親しみのあるルックスや広々とした室内空間、使いやすい装備など人気となる要素が盛りだくさん。
その一方で、運転のしやすさだけでなく乗り物酔いのしにくさを追求した視界もユーザー、特に後席を使うファミリー層などにとっては魅力的に映る部分だ。
「後席の乗員は前方が見えにくいと姿勢や視線を乱しやすく酔いやすくなる」という研究結果に基づき、フロントガラスのハーフシェードを廃止するとともに、ステアリングの内側でメーターを視認するインホイールメーターを採用してダッシュボードをフラット化。これらにより後席からの前方視界が向上し、ロングドライブでも乗員全員が快適に過ごせるようになった。
また、窓ガラスを水平基調で連続させて視線や姿勢の乱れを少なくするなど、乗り物酔いをしづらくする手法も取り入れられている。
なお、軽自動車最大級の室内空間はさらに磨き上げられ、前席のヘッドルームや後席の肩まわりのスペースを拡大。さらに、インパネやドアライニングの高さを揃えるなど、広い室内をさらに広く感じさせる工夫を施すことで、大人4人が伸び伸びと過ごせるスペースを実現している。
見た目や使い勝手だけでなく、乗員全員にやさしいクルマづくり。これが軽自動車界の絶対王者と呼ばれる所以なのである。
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