通称「5型」のジムニーで、最も安いXGは191万8400円。上級グレードと同じ本格4WD機構に、最新の衝突被害軽減ブレーキやACCまで標準装備する。これならXGで十分と思えるが、快適装備や後席には割り切りも多い。どんな使い方なら満足できるのか検証したい。
文:ベストカーWeb編集部/写真:スズキ
【画像ギャラリー】191万8400円の最安XGで十分!? ジムニー「5型」の装備をチェック!!(12枚)画像ギャラリー走破性能と安全装備は上級グレードと同等
XG最大の魅力は、ジムニーの核となるメカニズムが何ひとつ削られていないことだ。ラダーフレーム、FRレイアウト、副変速機付きパートタイム4WD、3リンクリジッドアクスル式サスペンションを採用。ブレーキLSDトラクションコントロールやヒルディセントコントロールも標準装備する。
つまり林道や雪道、ぬかるみなどで重要になる走破性能は、204万6000円のXLや216万400円のXCと同じ。仕事やアウトドアの道具として使うなら、XGが最も合理的だ。
5型では安全装備も充実した。デュアルセンサーブレーキサポートⅡ、車線逸脱抑制機能、前後パーキングセンサー、アダプティブクルーズコントロールなどを標準化。4AT車なら停止まで先行車を追従する全車速追従機能や、後方誤発進抑制機能も付く。
安いグレードだから安全装備まで簡素、という昔ながらの廉価版ではないのだ。5MTと4ATが同価格なので、予算を変えずに用途や好みで変速機を選べる点もうれしい。
日常装備と後席にはかなりの割り切りあり
ただし快適装備は潔いほどシンプルだ。エアコンはマニュアル式で、キーレスプッシュスタートや電動格納式ドアミラー、前席シートヒーター、ヒーテッドドアミラー、プライバシーガラスは付かない。
ヘッドランプはハロゲンで、フロントフォグランプもなし。シートは通常のファブリックとなり、XL以上に備わる撥水加工や防汚タイプラゲッジフロアも省かれる。泥や水にぬれた道具を積む人には、むしろ欲しくなる装備だけに悩ましい。
後席も一体可倒式で、左右独立リクライニングやリアヘッドレストは非装備。基本的にひとりかふたりで乗り、後席は荷室として使う人向けの仕様だ。9インチディスプレイオーディオとスズキコネクト対応通信機のメーカーオプションも選べない。
結論として、XGで十分なのは後席をほとんど使わず、快適装備より価格やカスタムの自由度を優先する人。オーディオやホイールを自分好みに交換するつもりなら、絶好の素材になる。
一方、日常の足として毎日使い、家族や友人も乗せるなら、12万7600円高のXLが現実的。XGは単なる最安モデルではなく、用途を絞った人ほどおいしく感じる玄人好みのジムニーだ。
【画像ギャラリー】191万8400円の最安XGで十分!? ジムニー「5型」の装備をチェック!!(12枚)画像ギャラリー














コメント
コメントの使い方