一時期、世界的に売れ行きが低迷していたBEVだが、ホルムズ海峡封鎖で原油の供給が不安視されると売れ行きはV字回復。「踊り場」などなかったかのように調子を取り戻した。ここではBEVに関する6つの疑問を専門家たちが解決する!!
※本稿は2026年8月のものです
文:国沢光宏、片岡英明/写真:ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年9月26日号
日本メーカーはなぜスーパーハイト軽BEVを作らないのか?
意外にも、見回してみると人気カテゴリーなのに国産BEVには存在しない!
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当初ホンダはN-BOXのBEVを作ろうと考えたようだ。実際、N-BOXの兄弟車のN-VAN e:だってスーパーハイト系である。
だが当時は電池の生産キャパが小さく、売れたら作れないという危惧もあった。なので最初に売れ筋じゃないN-ONE e:を選んだ。ちなみにスズキのBEVもスーパーハイト系ではない。2028年頃発売の次期N-BOXに期待したい。(国沢光宏)
5年乗るとBEVのバッテリーは劣化がどれだけ進むのか?
電池を搭載する工業製品では避けては通れない寿命問題。実際のところは?
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愛車の充電は200Vの普通充電を使うのが基本だが、長距離ドライブの時は急速充電器を使う。最大90%までの充電だから、1日に急速充電器を2度、3度使うこともある。
このような使い方でかつての愛車、BMW i3は6年間、7万km走ってバッテリー健康状態(SOH)は84%だった。
現在の愛車ホンダeは、4年間で4万km走って93%、その先の2年で2万km近く上乗せして計測した時はSOH88%となっている。仲間のホンダeも82%以下になったクルマはない。(片岡英明)
BEVの下取り&買取価格は今でもお安い?
次のクルマを考えた時に重要になるが実際は?
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日本では燃費がよく、安心して長距離ドライブを楽しめるハイブリッド車が人気だ。航続距離に不安を抱かせ、バッテリーの劣化が懸念されるBEVは今ひとつの販売台数にとどまり、補助金もあるから下取りは安いように思われている。
が、ホンダeは販売台数が少ないことに加え、マニアもいるから中古車価格はそれなりだ。下取り価格は市場の人気に左右されるから、一概に悪いとは言えない。原油価格が今以上に上がっていけば再評価される可能性もある。(片岡英明)
BEVはエンジンの吸排気がないから冠水路に強いのか?
千葉県での水害が記憶に新しいが、エンジン搭載車と比べてどうなのか?
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こらもう圧倒的に強い! 吸気系がないうえ、バッテリーケースも電気系も日常防水。車体が浮かない限り普通に走れると考えていい。実際、私はフロアが完全に浸かる豪雨の中を走った経験を持つ(ラリー競技中です)。いやいや心強かった。
もちろん積極的に水たまり走行を推奨しているワケじゃないのでご注意を。あくまで特性上の評価をしているだけ。電気自動車のSUVで車高アップしたら鬼に金棒級の走破性能を持つだろう。しかも電気自動車って重いので浮きにくい。(国沢光宏)




























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