高速道路から一般道まで!! 次世代ADASで広がる運転支援
次世代ADASは、高速道路だけでなく一般道も含め、目的地までの加減速や操舵を幅広く支援することを目指しています。2028年の市場投入に向けて開発が進められているとのことなので、次期ヴェゼルは、日本で次世代ADASの普及を担う主力モデルになりそうです。
ヴェゼルは、通勤や買い物から家族での長距離移動まで、幅広く使われるクルマです。運転支援を使える場面が広がれば、遠出だけでなく、普段の移動でも負担軽減を期待できます。ホンダには、レジェンドに搭載した「Honda SENSING Elite」で、高速道路の渋滞時など一定の条件下で、自動運転レベル3に対応した実績がありますが、次世代ADASでは、ヴェゼルのような主力SUVを通じて、多くのユーザーにどのような支援を届けるのかが気になるところ(レジェンドのレベル3機能が、そのまま次期ヴェゼルに搭載されるという発表ではありません。次期型の具体的な支援機能や作動条件は、今後の発表を確認する必要があります)。
Honda SENSINGは、加減速や車線維持支援が扱いやすく、人の感性と調和した優れたシステムだと筆者は感じています。次世代ADASにも、この扱いやすさを受け継ぎながら、滑らかな加減速や操舵を期待したいところです。
進化しても大きくしすぎないで!! 守ってほしいサイズと買いやすさ
こうした新しい技術には期待が高まりますが、次期ヴェゼルには、現行型の魅力も大切にしてほしいところです。
ヴェゼルの強みは、扱いやすいボディサイズでありながら、室内の広さを確保していること。ホンダ独自のセンタータンクレイアウトを生かした後席や荷室の使い勝手に加え、SUVらしい着座位置の高さと良好な視界も備えています。街中や駐車場で持て余しにくく、それでいて家族や荷物を載せて出かけられる。このバランスが魅力です。
そのため、次期型でも全長や全幅をむやみに拡大してほしくはありません。室内を広げるために車体が大きくなり、自宅の駐車場や普段使う道で扱いにくくなれば、乗り換えをためらう人もいるでしょう。
外観については、クーペ風のすっきりしたシルエットは残してほしいところ。そのうえで、ヘッドライトやフロントマスクに新世代のホンダらしさを盛り込めば、ヴェゼルらしさと新型の新鮮さを両立できるでしょう。
内装には、もうひと押し欲しいと感じます。現行型のシフトノブやダイヤルスイッチの扱いやすさは残しつつ、ディスプレイの表示やスイッチの触感、照明などを磨いてほしい。乗り込んだときに新しさを感じ、使ううちに細部の質感にも満足できる室内になれば、乗り換える楽しみも増します。
そして、気になるのは価格です。Honda Hybridや運転支援が魅力でも、価格が大きく上がってZR-Vの価格帯へ近づけば、どちらを選ぶか迷う人も増えるでしょう。ヴェゼルに求められるのは、先進技術と手の届きやすさの両立です。ホンダがHonda Hybridで目指す、2023年モデルに対して30%以上のコスト低減が、新技術を盛り込みながらも価格上昇を抑えることにつながってほしいと思います。
技術の進化が、毎日の使いやすさや運転の楽しさにつながれば、ヴェゼルを選ぶ魅力も増すでしょう。扱いやすいサイズと買いやすさを守りながら、走りと運転支援を磨く。進化した新型ヴェゼルの姿に、大いに期待したいです。
【画像ギャラリー】次期型にも受け継いでほしい!! 軽快な走りと使い勝手が魅力の現行ホンダ「ヴェゼル」(21枚)画像ギャラリー






















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