令和に復活したスーパーカー消しゴム、「カーケシGP」。おとなも子どもも楽しめるこの懐かしくも新しいホビーを、ベストカー(雑誌)と、ベストカー(ウェブ)の若手同士が試してみた。昭和カーケシ未経験の2人は仲良く遊べるのか!?
※本稿は2026年10月のものです
文:ベストカー編集部 鈴村朋己/写真:トヨタ、日産、ベストカー編集部 ほか
取材協力:バンダイ
初出:『ベストカー』2026年11月10日号
※「ガシャポン」は株式会社バンダイの登録商標です
※カーケシGPに消しゴムの機能はございません
初めてなのに夢中の顔! 次の一台へ膨らむ期待
カーケシに込められた工夫は、遊ぶ人にも届いていた。発売後のアンケートでは、細部まで作り込まれた造形や、幅広い車種の顔ぶれを評価する声が多く寄せられているという。
担当者によれば、回答は大人のユーザーが多数。スポーツカーだけではなく、パオやサニートラックなどにも反響があった。また、飾る楽しさと弾いて遊ぶ面白さ。その両方が、受け入れられていた。
一方、イベントでは子どもたちや若者世代も夢中になっていたという。かつての熱狂を知らなくても、遊び始めれば楽しさは伝わる。それは、編集部でも同じだった。
リアルタイムでカーケシを経験していない、ベストカーWebアシスタントの白井と、本誌アシスタントの森本。初めて触れたふたりは、さっそく小さなクルマを弾き始めた。
「どのクルマが弾きやすいかな」「形状が異なると力の加減も変わるね」。そんな会話を交わすふたりの顔には、少年のように無邪気な笑顔があふれていた。懐かしい記憶がなくても、目の前の一台に心が動く。カーケシがつなぐのは、同じ時代を過ごした仲間だけではないことがわかった。
そして、楽しむ人が増えれば、次に欲しいクルマも膨らんでいく。リクエストには海外ブランドの名車やスーパーカーを望む声も多いそうだ。
さらに国産車でも、他メーカーで人気の高い1990年代のスポーツカーに加えて、ミニバンやコンパクトカーといった身近なクルマたちにも期待が寄せられている。
憧れの名車も、家族との思い出の愛車も、いつか机の上で走らせてみたい。日産とマツダの商品化を足がかりに、今後はその他の国産メーカーや海外メーカーへも展開を広げたいという、嬉しい言葉を聞けた。
机を囲めば少年に戻る……あの放課後をもう一度
大人になれば、使えるお金は増える。けれど、時間を忘れて何かに夢中になる機会は、いつの間にか少なくなってしまいがちだ。けれど、カーケシを前にすると、そんな日々の隙間に、あの頃の自分が顔を出す。
好きなクルマを選び、狙いを定めて弾く。うまくいけば笑い、外せばもう一度。その単純な繰り返しが、こんなにも楽しい。隣にいるのは昔からの仲間でも、同僚でも、我が子だっていい。初めて遊ぶ人とも、同じ瞬間に声を上げられる。
人が集まって遊ぶ喜び。机を囲めば、年齢も肩書きもひと休み。憧れを走らせるのに、免許なんていらない。さあ、次はあなたの番。
胸の奥で眠っていた少年に、久しぶりにハンドルを預けてみようじゃない。
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