■カメラの性能だけじゃないドライブレコーダーのポイント
ドライブレコーダーで撮影した動画はSDカードなどの記録媒体に保存するわけですが、実はこのSDカードの性能が意外に重要です。
私は国産の信頼できるブランドのドライブレコーダーを購入して運用していました。2019年、側方から追突された時に動画を確認しようとしたら記録がされていませんでした。いろいろと調べた結果、どうやらSDカード不良だったようです。
レコーダーにはそれなりのコストを支払いましたが、SDカードのコストは思いっきりケチっていたのです。車中はかなり高温になりますし、走行していれば常に振動が発生しています。
また、イベント時の録画はロックして消去されないようになっているものもあります。このイベントがやっかいで実際の事故だけでなく、強いブレーキングや取り付け部分への衝撃などを検知してロックがかかってしまうことがあります。ロックがかかった録画が増えると録画容量が足りなくなってしまい、録画できない状況となることがあります。
こうしたことから、ドライブレコーダーに使用するSDカードはできる限り容量が大きいものを選ぶことが大切です。
またスピードクラスといって、データの書き込み速度も速いものがおすすめです。実際には容量は64GB以上、スピードクラスはクラス10のものを選びことをおすすめします。
SDカードは「TLC(Triple Level Cell)」と「MLC(Multi Level Cell)」の2種類があり、TLCは1000回の書き換えが可能、MLCは1万回の書き換えが可能となっていますので、ドライブレコーダー用としてはMLC型がいいことになります。
また、最近はインターネット回線を使ってクラウドに録画するタイプもあります。こうした外部記録タイプだと、車両火災でドライブレコーダーが燃えてしまっても、あおり運転後に襲われドライブレコーダー本体やカードを奪われても、記録を残せます。
警備会社と契約している会社や家などでは、玄関に警備会社のステッカーを貼ってあることをよく見かけます。ドライブレコーダーも搭載していることを主張するステッカーを提示することで、あおり運転などを未然に防ぐ確立をアップできることでしょう。
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