いろいろと問題が噴出しているスバルではあるが、やっぱりマジメにクルマ作りをしてきたのは間違いなし。そんなスバルが放ったクルマたちがライバル勢との比較で強いのか弱いのか、徹底的に比較しました。
今回は「インプレッサ vs シビック vs アクセラ」と「レガシィB4 vs アテンザ」の2本!! スバルの強さと、課題がはっきりわかる決着となりました。
文:国沢光宏、松田秀士/写真:平野学、池之平昌信
ベストカー2017年11月10日号「スバル躍進の光と闇」
■インプレッサにシビックとアクセラでは勝負ならず!?
この勝負、200万円前半の価格帯で考えるなら「まったく話にならん!」というほどインプレッサスポーツが強い!
そもそもシビックHBだと価格で勝負できない。シビックHBを買おうとしたら、安くて300万円近くになっちゃいますから。
最も安いグレードからニーエアバッグまでフル装備する万全の衝突安全性&歩行者エアバッグ標準装備するインプレッサスポーツと比べたら、アクセラスポーツだって高価。同じ装備内容で比べ、20万円くらい割高だ。
200万円台後半だと、シビックHBが自動ブレーキ性能でお話にならぬ。インプレッサとアクセラの自動ブレーキ、世界トップクラスなのに対し、シビックときたら日本で最下位クラス。
はたまたエンジンも、燃費がよくてトルクフルなディーゼルをラインアップするアクセラに対し、中途半端な性能/芳しくない燃費のハイオク仕様1.5Lターボしかない。
シビックHB買うなら、安全装備満載+1.5L直噴ターボ搭載のボルボV40なんかもある。
もう少し突っ込んで評価しても、プラットフォームのレベルからして違う。アクセラに使われているSKYACTIVは、インプレッサより古く、総合性能で勝てていない。
インプレッサのプラットフォーム、世界有数の性能を持ってます。新しいシビックHBのプラットフォームも新しいけれど、乗り比べてみたらインプッサに届いておらず。
インプレッサ、ダンパーを良質なタイプに交換したら、もはやドイツ勢とガチンコで戦えるくらいレベル高い。(国沢光宏)
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