■B4はいいクルマなんだけどアテンザと比較すると
スバルのラインアップ中、一番弱いのがレガシィB4だ。そもそもアメリカで売るべく開発されたセダンって、日本じゃ売れたことなし。トヨタといえどもカムリの販売に苦しんでます。
なぜかアメリカ向きのクルマを見ると、シャープさを感じないのだった。乗るといいクルマなんですけどね~。考えてみたら私もまったく興味なく、デビュー直後に試乗しただけ。
アテンザセダンはレガシィB4と違いシャープな雰囲気を漂わせる。アメリカというよりヨーロッパ市場を強く意識しているためか? 日本でもカッコいいし、存在感だってあります。
しかも燃費のいいディーゼルというクルマ好きの気持ちをくすぐるエンジンを積む。トドメが世界トップクラスの自動ブレーキを採用していること。売れる要素をキチンと持つ。
したがってレガシィB4は売れなくても理解できるが、アテンザの存在感の薄さは不思議なこと。リアシートが広いため4ドアセダンとしての要求性能を満たすし、BMW3シリーズやベンツCクラスと同じくらいクルマとしてもいい。
おそらく「マツダ」というブランドに魅力を感じないのだろう。以上、クルマとしての内容考えたらアテンザの勝ちとしたい。(国沢光宏)
フォレスターとアウトランダーPHEVだとどうだ!?
アウトランダーPHEVは’15年のマイナーチェンジで静粛性が大幅に改善され、乗り心地を含めてコンフォート性がアップしている。
そして、今年2月に行われたマイナーチェンジでは、よりEV走行を積極的に使うようになり、燃費の低減とエンジン走行を少なくしたことで、より静かな室内環境を達成している。
フォレスターはアイサイトによる全車速追従クルーズコントロールと、60km/h以上で作動するアクティブレーンキープ機能が魅力。また、前走車との速度差50km/h以下でブレーキが作動する衝突被害軽減ブレーキなどの安全機能が充実している。
ただ、アクティブレーンキープ機能は、0km/hから作動し、中央車線維持機能も備わっている最新版アイサイトがレヴォーグなどに採用された現在、スバル車では少しレベルの低いバージョンとなる。
さて、本題。両車ともにSUVだ。悪路走破性や雪道で安心して走れることを重視した時、AWDの性能ではフォレスターだ。
しかし、本当に悪路走りますか? それより、PHEVは1500Wの100V電気が使えて、キャンプなどで実用的。というわけでこの勝負。アウトランダーPHEVの勝ち!(松田秀士)
コメント
コメントの使い方