コロナ禍に影響を受ける世界のモーターショー事情


■ロシア 過去2回は西側諸国のブランドほぼ出展なし

世界のショーで唯一、ロシアブランドのラーダが展示されるモスクワ国際モーターショー。2020年は開催中止となり、次回は来年8月の開催予定となっている

 偶数年に隔年開催されるのがMIMS(モスクワ国際モーターショー)。2020年は開催中止となり、2021年8月23日から26日開催予定となっている。2018年及び2016年開催では、西ヨーロッパ、アメリカ、日本の各ブランドはほぼすべてショーに参加していない。

 EUと政治的な対立の目立つロシアだが、どちらが言いだしたかは不明だが、政治対立が影響しているとされる。世界のショーで唯一といっていい、ロシアブランドのLADA(ラーダ)の広大な展示ブースとプレスカンファレンスが見もののひとつ。

 2018年開催では新たに高級ブランドとして“アウルス”がデビューしている。ファッションモデル並みのコンパニオンも見どころのひとつといえるだろう。

■インド 2020年はギリギリのタイミングで開催

パンデミック前の滑り込み開催となった2020年のデリーオートエキスポ

 偶数年の2月に開催されるのが、オートエキスポ(デリーオートエキスポ)。デリー市郊外のノイダにあるコンベンション施設で開催されている。マルチスズキが国内士シェアのおよそ半分となっているので、会場内でも広大なブース面積を確保。プレスカンファレンスも2回行われた(2018年には3回行われた)。

 2020年開催時にはいくつかの出来事が重なり、インドの新車販売が深刻な不振状況であったので、出展メーカーが大幅に減り、日系ブランドはマルチスズキのみとなっていた。韓国ヒュンダイ自動車が毎回プレスカンファレンスに韓流スターを呼ぶのが名物となっている。

 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が始まった時で、まさに駆け込みで2020年は開催となった。

 中国は“2020年唯一開催される国際格式ショー”として、北京モーターショーを9月末に当初の春から延期して開催している。このままいけば、11月の広州モーターショーも予定どおり開催されることになるだろう。

 そのほかのショーについては、ここで紹介した2021年の開催スケジュールはあくまで予定で、引き続き新型コロナウイルス感染拡大の状況次第で延期または中止となっていくことになるだろう。

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