“栄光なき名車たち”主役となれなかった悲劇の名車にスポットライトを当てる


■マツダ ランティス(1993〜1997年)

 ランティスはマツダ渾身の力作だ。デザインはスタイリッシュだし、インテリアも贅沢な仕立てだった。また、エンジンも上質なV型6気筒DOHCを主役とし、気持ちいい走りを見せる。フットワークも軽快で、ジャーナリストの評価は高かった。

 プリメーラの対抗馬として期待されたが、マツダの5チャンネル体制が不発に終わったことなどが足を引っ張り販売は低調に終わった。正直、もったいないクルマだ。

≪編集部からのコメント≫一時社有車としてBC編集部にも在籍。軽快に回るV6をMTで走らせるのは楽しかった。

■ホンダ 初代インスパイア(1989〜1995年)

 アコードの上級ポジションを与えられてデビューしたのがインスパイア。ビガーの兄弟車として開発され、エンジンは異色の直列5気筒を縦置きに搭載する。和製アウディと呼べる大胆なメカを採用し、プロポーションも大胆だった。

 が、小型車サイズのなかに収めるのは無理があったし、取り回し性にも難がある。V型6気筒エンジンにワイドボディのディアマンテほど明快ではなかったので、販売は伸び悩んだ。

≪編集部からのコメント≫インスパイアのエンジン縦置き、でもFFというのはホンダらしい変態ぶりでよかったけどね。

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