なぜレヴォーグが2020年新車のなかで一番評価されたのか?


■純ガソリン車であるレヴォーグの短所と長所

 振り返ってレヴォーグのパワーユニットを見ると、いまだ電動化すらしていない。スバルは2017年まで5年間、開発のTOPだった役員が燃費対応技術に注力しなかったため、大きく大きく出遅れてしまう。「技術」をストロングポイントにするスバルとは思えないほど。

新型レヴォーグのパワーユニットは水平対向4気筒エンジンの1.8Lターボ+AWDのみ。純ガソリン仕様のみと、このご時世でHVなし

 レヴォーグのタイミングでハイブリッドかPHVでも出せていれば、私も満票を入れた可能性大。2位に入れた選考委員仲間に話を聞くと、私と同じくパワーユニットの出遅れを指摘する声が多かった。とはいえ電動化することを前提で開発されている新世代エンジンはレギュラー仕様で燃費がいい。サンデードライバーなら納得出来ると思う。

 以上弱点。

 ストロングポイントはどうだろう。

 誰もが「いいね!」と高く評価しているのは車体技術です。スペックからしてヨーロッパの最先端と並ぶ。ハンドルの手応えの質感に大きな影響を与えるデュアルピニオン式の電動パワステを始め、電動アシスト式のブレーキや、ZF製のダンパーなど普通の日本車じゃ使わない高機能パーツを投入。

 成果はハッキリ出ており、走り出して30mで良さが解るレベル。また新世代アイサイトの豪華バージョンである『アイサイトX』を選ぶと、世界TOPクラスの自動ブレーキ性能に加え、渋滞時のハンズフリードライブ機能や、ウインカー操作だけで人間よりレベル高い安全確認しながら車線変更してくれる機能も加わる。

すぐれた走行性能と「アイサイトX」という世界最高峰の安全技術を装備する新型レヴォーグ

 新型レヴォーグのハンドルを握っていると、上質で安心感があって快適なドライブを堪能できます。2020年で最も良いクルマだという評価は十分納得できると思う。

 ただ少しばかり高価かもしれません。電動化パワーユニットを搭載し、最上級グレードにしか付かないZFのダンパーとアイサイトXが付いて今の価格スタートなら200点でしょう。

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