地味だけど意外に良い!? 売れてないほうの「同門車」 密かな魅力


■販売はパッソの5分の1!? ダイハツ ブーン

ダイハツ ブーン/2020年11月販売台数:245台(トヨタ パッソ/同2542台)※写真はブーン「スタイル」

 トヨタ パッソとダイハツ ブーンの2台、ダイハツが開発を担当し、メカは同じ。違うのはほぼ外観だけだが、それもあんまり違いがない。

 オシャレ系のパッソ「モーダ」とブーン「シルク」もほとんど同じ。かつて存在したスポーツモデルは皆無ゆえ、カーマニアでも、この2台を瞬時に見分けるほど深い関心を抱いている者は少なかろう……。

 しかし、ダイハツブーンには隠しダマがある。それは「スタイル」というモデルだ!

 パッソ:ブーンの販売台数は約5:1。そんな圧倒的な劣勢下にあるブーンが、あえてもう1種類別の顔を用意しているというだけで、「アッパレ!」と言いたくなるじゃないか!

 しかもその「スタイル」の顔が、リスさんみたいでとってもカワイイ! さすがムーブラテでカワイイカーという日本独自の文化を開拓したダイハツだけのことはある! ダイハツには意地があるのだろう。そこを評価したい! 買わないけど。

■大ヒットライズと差別化! ダイハツ ロッキー

ダイハツ ロッキー/2020年11月販売台数:1400台(トヨタ ライズ:同1万627台)

 これもパッソ/ブーンとまったく同じ構図で、ダイハツが開発したものの、販売台数は大差でライズが上回っている。だいたい4:1つー感じです。

 この2台もメカは同じ。ただ、フロントフェイスは明らかに違う。ライズがミニRAV4なのに対して、ロッキーのこの顔は……。

 アウディです!

 六角形のシングルフレームグリルと、直線基調のちょい吊り目ヘッドライトの組み合わせ。これは間違いなくアウディだ! アウディのセダン系の顔を上下に引き伸ばした感じか?

 RAV4の人気は凄まじく、その縮小版たるライズのデザインも悪くないが、敵がアウディとなると、さすがにブランド力には差がある。いやね、ロッキーを見てアウディと間違う人はいないと思いますが、乗っている本人が「これはアウディだ!」と思い込むことは不可能ではないだろう。

 思えば、現行ミライースのボディに、キリリと立つエッジ群を最初に見た時、「ダイハツはアウディの生産技術に追いついた!」と思ったものだ。ダイハツは決してアウディに負けてない!

 ……と、言えなくもない。

次ページは : ■日産にはない強烈デザイン! 三菱eKクロス