■ビッグネームの消えたサブネーム
シビックは1979年登場の2代目モデル以降セダンもあり、1991年登場の5代目からセダンボディにはフェリオのサブネームが付いた。
しかし2005年登場の8代目モデルで日本向けはセダンボディのみとなったため、シビックの車名に戻った。
マツダ3の前身となるファミリアはサブネームが付くことの多いモデルだった。
その中でも1994年登場の8代目モデルでは3ドアクーペ的なNEOがあったのだが、販売低迷により約2年で消滅し、車名も含め通常の3ドアハッチバックとなった。
日本向けカローラセダンにアクシオのサブネームが付いたのは2006年登場の10代目モデルだった。
カローラアクシオは主にビジネスユース向けの5ナンバーボディのカローラとして現在も販売されているが、カローラファミリーが本命の3ナンバーボディに移行しているのを考えると、アクシオの存続もそう長くはなさそうだ。
■消滅契機となったサブネーム
バイオレットは4代目モデルで上級化したブルーバードの3代目モデル(誉れ高き510型)の後継車的存在として1973年に登場。
1981年にFF化された3代目モデルでバイオレットリベルタになったものの、翌1982年にリベルタビラを後継車に消滅。
パルサーは5代目のハッチバックにセリエのサブネームが付いたのだが、5代目でパルサー自体が消滅してしまった。
CR-Xもタルガトップ(電動と手動)となった3代目モデルでデルソルのサブネームが加わったものの、1990年代後半にホンダが2ドア車を整理したこともあり、CR-X自体が絶版となった。
■独立するも消滅のサブネーム
コロナはかつてBC戦争と呼ばれた激闘を繰り広げた時代も含め、ブルーバードと双璧をなす存在だった。
コロナは1996年登場の11代目でプレミオのサブネームが付き、2001年登場のコロナ時代から数えると12代目で「心機一転」とプレミオの車名となったが、現行型13代目を最後に2021年3月にて生産終了となる。
前述のプレーリーのライバル車だった時期もあるシャリオは1997年登場の3代目でボディサイズを含め車格が上がったのもあり、グランディスのサブネームが付いた。
2003年登場のシャリオ時代から数えて4代目ではシャリオが外れたグランディスとなったが、2009年に絶版となった。
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