■電動化も視野に入れるか!? アルピーヌとの協業も発表
ロータスについては、隣国フランスのルノーからも新たな情報がもたらされた。それがアルピーヌとの協業だ。
2021年1月14日に行ったルノーグループ全体の新戦略の発表では、経営改善に向けて、大鉈を振るうことを明らかに。その中には、復活したばかりのアルピーヌのイメージチェンジも含まれており、クラシックピュアスポーツからアヴァンギャルドスポーツへとシフト。ピュアEVのみの特別感あるスポーツブランドに成長させていくというのだ。
その戦略の重要なパートナーとなるのが、ロータスだ。アルピーヌと協力し、次世代EVスポーツを開発することが示された。アライアンスの新世代プラットフォーム「CMF-B」や「CMF-EV」の活用したアルピーヌEVモデルも用意されるようだが、ロータスとの協業は、エヴァイアをベースにしたスーパーカーではないかとも考えられる。
アルピーヌが大きな舵を切る上では、やはり象徴的な存在が必要となる。それをロータスとのタッグで実現させるのではないだろうか。ともかく『A110』の復活を超えるサプライズを期待していいはずだ。この段階で、ロータスの名を前面に出しているのも、新生アルピーヌがスポーツカーファンの期待を裏切らない存在であることをアピールすることが狙いなのだろう。
■まだ間に合うのか!? 現行型新車はいつまで買える!?
もっとも、次世代よりも熟成されたロータスを手にしたいと考えるファンも多いはずだ。そこでインポーターであるLCIに取材を行った。
2021年で現行型ロータスモデルの生産終了が公表されたばかりだが、残念ながら、日本からの新規オーダーはすでに受付終了。いちから自分好みのロータスをオーダーすることは叶わないのが現状だ。
しかし、嘆くのはまだ早い。エリーゼこそ在庫が少ないそうだが、エキシージとエヴォーラに関しては、ある程度の在庫が確保されているとのこと。つまり新車を購入することは可能なのだ。ただし、在庫は仕様と色が限られるので、早い者勝ちである点は変わらない。正直、趣味性の高いクルマは値落ちが少なく、多少頑張っても新車を狙ったほうがお得なケースも多い。それだけに今が絶好の機会と言えるだろう。
とはいえ、予算的にも中古車狙いという人も多いはず。もし中古車から選ぶなら、エンジンについては注意したい。フェイズ2には、ローバーKユニットとトヨタユニットの両方が存在するが、年式的にもローバーKユニット車に現実的な価格帯が付けられていることがある。ただ冷却性能などはトヨタユニットが大きく上回るため、その点も含め、販売店の意見にも耳を傾けつつ、じっくりと選んで欲しい。
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