エンジンを中央付近に搭載することで、クルマの運動性能に重要な優れた前後重量配分を可能とするミッドシップレイアウト。このミッドシップエンジン・リアドライブのMR方式は、レーシングカーやスーパースポーツカーが採用したことで1980年初頭までは特別なレイアウトだったが、これを日本の量産車で初めて採用したのが1984年に登場したトヨタ『MR2』。日本のスポーツカー史に残る衝撃的デビューだった。
この初代MR2は2代目へと進化し、その後はさらにオープンボディへとスタイルを変えたMR-Sへとモデルチェンジ。この不世出のトヨタミッドシップスポーツカーの歴史をモータージャーナリストの片岡英明氏に振りかえっていただきます。
文/片岡英明
写真/トヨタ、マツダ
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