水が冷たくてツラいけど! 冬だから気を付けたい洗車のポイント

水が冷たくてツラいけど! 冬だから気を付けたい洗車のポイント

 夏は雨が多く汚れが何かと付着しがちだが、冬も乾燥しているからと油断していると、土ぼこりが付着しやすい。

 しかも冬は、そこに霜や夜露などの水分が付着することで、塗装面のダメージとなりやすく、水が冷たくてもたまには洗車することが推奨される。

 今回は愛車を守るために、寒い季節でも洗車をしやすくするポイントや、気を付けたいことについて紹介していきたい。

文/諸星陽一
写真/Adobe Stock(pingpao@Adobe Stock)

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■寒すぎる時間帯は避けるべし! 洗車時に気を付けたい温度域とポイント

 寒い時でもクルマが汚れていたら洗車したいという気持ちの人もいますよね。さて、寒い時にはどのような方法で洗車すればいいのでしょうか? 寒い日といっても程度があります。どの程度寒いのか? によってその洗車方法も変わってきます。

 一般的に気温がプラス3~4℃程度になると、路面凍結が発生すると言われています。気温がプラスでも路面は0℃から氷点下となるため、凍結するというわけです。

水が凍ってしまうと洗車できなくなってしまう。暖かい時間帯を狙う、ぬるいお湯を使用するなどしてボディ表面で水分が氷結することを避けるようにしよう(noxnorthy@Adobe Stock)
水が凍ってしまうと洗車できなくなってしまう。暖かい時間帯を狙う、ぬるいお湯を使用するなどしてボディ表面で水分が氷結することを避けるようにしよう(noxnorthy@Adobe Stock)

 これと同じように、気温がプラスでもクルマのボディやガラスが0℃以下になってしまえば、洗車しようと水をかけた時に水が凍ってしまう可能性があります。かけた瞬間は凍らなくても、水が薄く広がった瞬間に凍ることも多く見られます。そういう意味では、はっ水系処理をしているボディよりも親水系処理をしているボディのほうが凍りやすいでしょう。

 筆者は冬の朝、ドアミラーに水滴がたくさん付いていて見えない時に親水スプレーをかけてしまい、一瞬にしてガラス面全体が凍り付いて役立たなくなったという経験があります。

 つまりボディにかけた水が凍るレベルの気温では、水による洗車そのものが不可能ということになります。とはいえ、お湯を用意して洗車すれば洗車は可能となりますが、自宅(マンションの自室)と洗車可能場所との距離や位置の関係によって、お湯を用意できるかどうか? は異なります。

 自宅駐車場でケルヒャーなどの高圧洗浄機を持っているとか、お湯の出る蛇口にホースをつなげるような場合は、冬場であっても容易に洗車ができてしまいます。また、ここまで恵まれていなくても、バケツにお湯を汲んで運べれば冬でも普通に洗車できるでしょう。大変なのはそうした状況ではない時です。

次ページは : ■夏は上から、冬は下から! 愛車を守るために知っておきたい洗車術

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