どんなに気を使っていても、愛車を使えば必ず出る小さなゴミや細かいホコリ……。
特に、小さな塵やホコリは、手で拾うのはなかなか面倒。また、すぐに手を洗うことができない車内では、できるだけ手を汚さずに掃除したいものです。
そんな時に便利なのが車用の掃除機。今回は、この愛車を綺麗保つ必須アイテムについて、元自動車ディーラー営業マンの筆者が解説します。
文:佐々木亘
写真:Adobe Stock
「汚れ」によって選ぶべき車用掃除機は変わる!
あなたが車用掃除機に求める機能は何でしょうか。実は、車内に溜まりやすい「ゴミの種類」によって、適した掃除機は少しずつ変わってきます。
【1】砂やホコリのような小さなゴミが吸い取れればよく、狭い所にも届く機動力が欲しい
【2】砂利の駐車場を使用している、もしくは子どもが小石を靴にくっつけてきてしまうので、小石も吸い取れる吸引力が欲しい。
【3】子どもの食べこぼしや水分を含んだ汚れも吸い取れる万能型が欲しい。
どのようなシチュエーションで掃除機を使いたいかを考えると、車用掃除機の選び方が見えてきます。
機動力重視? 吸引力重視? 【シーン別】オススメ車用掃除機 3選
【1】コードレスで「機動力抜群」! サッと使える車用掃除機ならコレ!
こまめに掃除機を使いたい方には、昔からある「コードレス型掃除機」がおすすめ。現在は、高い吸引力を保ったまま、長時間使用ができる充電式のモデルが多く販売されています。
特に使い勝手が良いのは、片手で持てる軽量ボディで、かつ細めの吸い込み口のあるタイプ。
車内の汚れは、フロアマットの小さな隙間、シートの目地や隙間に多く入り込み、蓄積されるので、綺麗な車内を維持したいユーザーは、このタイプを選びましょう。
■Tooltoo/車用掃除機 ハンディクリーナー コードレス
本体がたったの356gと超軽量で、スマホのように充電できるハンディクリーナー。狭い場所にも無理なく使用でき、USBケーブルで充電できるのも利用しやすい。
【2】洗車と同時にガッツリ清掃!吸引力抜群のクルマ用掃除機
1か月に1回の洗車時に掃除機が使えればいい、という方には、シガーソケットから給電できる、比較的大型の掃除機がおすすめ。
前述のハンディ掃除機では一度に吸い込めるゴミ容量が小さく、簡単にいっぱいになってしまいますが、シガー給電の大型掃除機であれば、車内のたまった汚れを、しっかりと吸い込むことが可能。
充電式ではなく直接電源をとるタイプなので、吸引力が強く、家庭用掃除機のように、しっかりとゴミを吸いきることができます。
■ブラック&デッカー/車用掃除機ダストバスターフレキシーオート
車載用に専用設計されており、シガーソケットからの給電が可能。サイクロン方式のパワフルな吸引性能は、車内のあらゆるゴミを一度に吸い込む。長く伸びるフレックスホースを活用することで隅々までお掃除が可能。
【3】食べこぼしの汚れに大活躍!乾湿両用のクルマ用掃除機
車で飲食をすると、乾いた食べカスだけでなく、少し湿った食べカスをこぼしてしまったり、また、場合によっては飲み物をこぼしてしまうことも。
通常の掃除機だと、水分を吸い込むと故障してしまいますが、乾湿両用の掃除機であれば、液体であっても、そのまま吸い込むことが可能!
ファミリーカーのシートは、防水シートや撥水シートが多く採用されており、液体がシートに染み込みにくい構造になっています。
飲み物などをこぼした場合は、タオルなどで拭き取って対応するのですが、そんな時、乾湿両用のハンディ掃除機があれば、タオルやハンカチなどを汚すことなく、そのまま掃除機で汚れを吸い取ることができます。
食べこぼし飲みこぼしが多い、シートの撥水加工を最大限生かしたいユーザーには、この掃除機が大活躍してくれるでしょう。
■Kimitech/乾湿両用クリーナー
コードレスでサイクロン吸引を搭載した、吸引力も充分なモデル。乾湿両方の吸引が可能で、3時間充電で40分の使用が可能、シガーソケットとUSBの両方から給電でき、あらゆる車の環境に対応。
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車内の汚れの種類や汚れの度合いによって、選ぶ掃除機も様々です。自分のクルマに多い汚れを特定し、最も適した車載掃除機が選べると良いですね。
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