国産は4WD「あり」が多数!! なぜSUVなのに欧州車は非四駆ばかり??


雪道以外ではメリット薄い? 四駆なしSUV多い合理主義の欧州

 雪道で4WDのニーズがなければ、あとは使う場所はありません。舗装路だけ走ることを考えると、4WDにメリットまったくなし! 

 4WDはコンパクトカーであっても車重にして70kg以上重くなるため、燃費を落とす。常に1人多く乗せているようなもの。同時に加速性能まで悪くなる。欧州のコンパクトカーを見ればわかるけれど、比較的非力。

 高速道路の登り坂に差し掛かったら全開全開また全開。少しでもパワーが欲しい。使わない4WDなんかムダでしかありません。

 加えて4WDは構造的にデフ(編集:デファレンシャルギア、左右輪の速度差を吸収し、車がスムースに曲がるための機構)が必ず1つ多くなり、これまた走行抵抗になり燃費を落とす。

 トドメに価格。必要性のない4WDのために、30万~40万円高い車両価格になることなど納得できないでしょう。

今年2月に発表された小型SUVの新型キャプチャーは、全グレード2WDで4WD車の設定はない

 ここまで読めば欧州のコンパクトなSUVの大半がFFしかないのも理解できると思う。4WDを作ろうとしたらドライブシャフトを通すため専用のフロアなどが必要になる。

 たいして売れない4WDのために、巨額の投資が必要なフロア構造を変えるなんて無理。簡単に言えばニーズがないから売れない。売れないから作らない、ということです。

■ハイパワー4WDには別の理由も

 じゃあなぜハイパワーモデルや高額車に4WDがあるのか? これも簡単。「十分な駆動性能を持たせようとしたら、1輪あたりの出力は150馬力くらいが上限だから」という理由によるもの。

 300馬力を境に、4WDじゃないと舗装路でも安全に走れなくなる。太いタイヤを履いたスーパーカーでも2WDは500馬力程度が上限だと思う。

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