■磨かれたHV技術でEV化も容易となる
こういった新世代ハイブリッド勢に共通して言えることは、ハイブリッドは内燃機関の効率が良くならないとダメ、ということ。ヤリスハイブリッドを見るとそれが顕著なのだが、やはり新型の3気筒1.5Lエンジンが主で、パワコンやリチウムイオン電池は従。それらが合わさってのWLTC36km/L達成なのだ。
そういう意味では、近視眼的にEVシフトを煽る経済メディアの言う「いまさら内燃機関に投資するのはアホ」という妄言を真に受けてはいけない。
クルマが完全に電動化するまでの長い長い過渡期には、高効率な内燃機関と電動技術の組み合わせがCO2削減で重要な武器となるし、ハイブリッドを量産している自動車メーカーならEVへの転換は難しくない。
ハイブリッドがガラパゴスと言いたい人には、そう言わせておけばいい。EVかハイブリッドかを選ぶのは、最終的には消費者なのだから。
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