新型コロナ禍の影響から脱しつつあった自動車業界で、半導体不足を理由にした生産ラインの停止が相次いでいる。
半導体不足を受け、トヨタがアメリカで1車種の減産を決め、ホンダはフィットなどの国内で月4000台程度の減産を決定。日産もノートの生産を1月に数千台減らし、スバルも2月5日、2021年3月期中に4万8000台の減産を予定していることを明らかにした。
このニュースを聞いて、なぜクルマの半導体が今になって不足しているのかと思った人も多いのではないだろうか? そもそもクルマの半導体でどこに使われているのか?
そして今、自動車産業が抱えている構造的な弱点とは何か? モータージャーナリストの高根英幸氏が解説する。
文/高根英幸
写真/高根英幸 Adobe Stock(トビラ写真/Adobe Stock@Valeriv)
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