■街のコンパクト化も必要かもしれない
さらに大きな考え方での解決方法はコンパクトシティの実現です。
地方では街の中心地ではない場所に住んでいる人も多く、そうした住人のために広範囲にわたってインフラ整備を行わないとならなくなっています。住み慣れた土地で過ごしたいのは当たり前のことですが、地域全体のコストとしては非常に高いものとなります。
街の中心地に居住地を集中させることで、上下水道や電気、ガスといったライフラインのコストを抑えることができますし、日々の生活用品の買い出しや病院なども利用しやすくなります。
さらに、中心地の移動は超小型モビリティが担い、中心地から出る際にのみ従来タイプのクルマやバス・電車などを利用することで、生活における効率が向上します。効率を向上させることが、人の幸せに繋がるかどうか? は不明ですし、おそらく繋がらないことも多いでしょう。
しかし、これからの社会、これからのコミュニティの構造を考えていくうえでは、こうしたスモールシティの考え方を無視することはできないはずです。
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