日本政府は、「2050年カーボンニュートラル」の一環としてガソリン車の販売禁止をする目標を打ちだした。クルマの電動化は世界的に見ても必須といえる状況だ。では、モータースポーツ界も近い将来に電動化していくのか?
F1は現在ハイブリッドを採用しているが、環境を重視したハイブリッドとはいえないもの。WEC(FIA世界耐久選手権)についてもトヨタはハイブリッドで参戦しているものの、そのほかのカテゴリーはいまだにガソリンエンジン車。WRC(世界ラリー選手権)も現在はガソリン車での戦いとなっている。
そのいっぽうで、フルEVのフォーミュラレースであるフォーミュラEもあるが、こちらについては人気がいまひとつ。参戦を予定するメーカーはあるが、まだまだ定着するのには時間がかかりそう。
とはいえ、電動化の流れが急速に進むなか、モータースポーツだけは例外ということはあり得ないはず。近い将来、モータースポーツはどうなるのか?
文/国沢光宏
写真/トヨタ、ホンダ、アウディ、RedBull
コメント
コメントの使い方言っちゃなんだけど先進的な技術開発をしないF1とかただのラジコンカーと変わんないでしょ。
それに将来、電気自動車が当たり前の時代になるのに態々時代遅れの燃料車レースを見る人がいるとは思えないんだが。
EVでやってるフォーミュラEは遅いし静かで面白くないのは書かれてる通り。
トヨタが水素エンジンをレースで実験しているが、この方向しかないのでは?
水素は取り扱いが難しいがカーボンフリーには合致するし、内燃機関なので既存の技術の延長にあることからエンジン関係の知財も活用できるはず。