国産車じゃ満足できない! 人気沸騰中の輸入車ミニバンが欲しい!


 フランスからの新星「シトロエン・ベルランゴ」と「プジョー・リフター」の上陸は、カングー一択に近い状態にあった輸入車ミニバンの流れに風穴を開けた。

 たしかに国産ミニバンは多種多様で、シートアレンジなど使い勝手もいいのはわかる。でももっとオシャレで個性的なミニバンが欲しいというユーザーが飛びついたのだ。

 そこで再注目したいのが、輸入車ミニバンの世界。彼の地ではMPV(マルチ・パーパス・ヴィークル)と呼ぶが、日本では馴染みがないので、ここでは2列シートのMPVでもミニバンとして紹介していきたい。

 いま日本で買える輸入車ミニバンは、どんなクルマがあるのか、モータージャーナリストの大音安弘氏が解説する。

文/大音安弘
写真/PSA、VW、BMW、メルセデスベンツ、ルノー

【画像ギャラリー】只今人気上昇中! 気になる輸入ミニバンを車内までじっくり見る!!


■遊び心を擽るお洒落ミニバン「シトロエン・ベルランゴ」

ベルランゴのカタログモデルの先行予約は2020年8月27日から開始(価格は312万~338万円)。2019年10月に行われた2度の先行オンライン予約では5時間で満枠となった。写真は2020年10月9日、追加生産が決定し発売された特別仕様車のSHINE XTR PACK。価格は349万円

 かつては米国車であるクライスラー・ボイジャーも歴代モデルが導入されていたが、グランドボイジャーを最後に2011年に導入を終了。

 現在の輸入車ミニバンは、欧州のドイツとフランスに集中している。今回は、日本では、3列シート7人乗りをミニバンと定義することが多いが、今回はMPVと呼ばれる5人乗りのトールワゴン車も含め、ミニバンとさせていただいた。

ベルランゴのコクピット

 新デザイン戦略で「カジュアル」&「ポップ」なデザインを前面に打ち出すシトロエンの新ミニバンが「ベルランゴ」だ。かなりボクシーなスタイルだが、適度な丸みを与えることで、洒落た雰囲気を漂わせる。

 リアテールゲートには、狭い場所でも開閉可能なガラスハッチが備わる。車内は広々しており、シート表皮もポップなデザインのもの。上級グレードには、開放感あふれる大型ガラスルーフとユニークな頭上収納も備わる。

使い勝手のよさも人気のベルランゴのインテリア。2列シート5人乗りだ。本国には3列7人乗り仕様も用意されている

 先進機能は、スマートフォン接続可能な8インチタッチスクリーンと安全運転支援機能を全車に標準化。エンジンは、クリーンディーゼルターボの一択だが、静粛性も高い。フランス車らしい世界観が楽しめるお洒落ミニバンだ。惜しむらくは3列7人乗りシート仕様が日本に導入されていないことだ。

●シトロエン・ベルランゴ主要諸元
ボディサイズ:全長4405mm×全幅1850mm×全高1850mm
ホイールベース:2785mm
パワーユニット:1.5L直列4気筒直噴クリーンディーゼルターボ
最高出力:130ps/3750rpm
最大トルク:300Nm/1750rpm
トランスミッション:8速AT
乗車定員:5人乗り
ラゲッジスペース:597L~最大2126L
価格:317万~354万円

■シックなクロスオーバーワゴン「プジョー・リフター」

2019年10月に先行モデルがデビューしたベルランゴの兄弟車、プジョー・リフターも2020年11月25日からカタログモデルの発売が開始された。価格はAllureが329万円~、GT Line First Limitedが379万円~

 シトロエン・ベルランゴと基本を共有するリフターだが、プジョーらしい上質さに加え、SUVを彷彿させるプロテクションを取り入れたデザインで差別化。実際、最低地上高もベルランゴよりも20mm高い180mmを確保する。

 先進機能や使い勝手はベルランゴと共通だが、小径ステアリングによる取り回し易さを実現したプジョー独自の「iコクピット」を採用する点も特徴的だ。アウトドアからビジネスまで活躍のシーンを選ばない落ち着いた雰囲気が魅力。まさに大人のミニバンだ。

●プジョー・リフター主要諸元
ボディサイズ:全長4405mm×全幅1850mm×全高1880mm
ホイールベース:2785mm
パワーユニット:1.5L直列4気筒直噴クリーンディーゼルターボ
最高出力:130ps/3750rpm
最大トルク:300Nm/1750rpm
トランスミッション:8速AT
乗車定員:5人乗り
ラゲッジスペース:597L~最大2126L
価格:329万~379万円

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