ロードスターは最安こそ最良!? 玄人好みの隠れ優良グレード 4+2選

マツダ3ファストバック「15S」/6MT車

マツダ3ファストバック「15S」(6MT)/222万円~
マツダ3ファストバック「15S」(6MT)/222万円~

 これは、本当の本当にシブ好み。色即是空&即身成仏な選択であることを、あらかじめお断りしておきます。

 マツダ3の車両重量は1300kgちょい。そこに最高出力111馬力、最大トルクの149Nmの、1.5L自然吸気エンジンが組み合わされている。パワーもトルクも盛り上がりは皆無に近い。オイシイ回転域がない! 端的に言ってかなり遅い!

 マツダ3ファストバック自体は、世界的に見てもトップクラスの美しいハッチバックボディを持ち、2020年末のマイナーチェンジにより、サスペンションもしなやかになった。インテリアはもともと質感が高い。

 つまり、良く言えば、「シャシーが速い優良車」ということになるんだけれど、いかんせん、あまりにもパワーが……。重いし非力だし、6MTを駆使しても遅い! シフトダウンしてもロクに加速しない! 加速の悪さを真剣に楽しめる方限定でオススメです!

フォレスター「SPORT」

フォレスター「SPORT」1.8ターボ/329万円
フォレスター「SPORT」1.8ターボ/329万円

 現行フォレスターは、マイルドハイブリッドのe-BOXER(2L NAエンジン+モーター)が主力になっている。

 先代には280馬力の2L直噴ターボもあったのに~。現行モデルも2020年10月のマイチェンまで2.5L NAがあったのに~、こんなに大人しくなっちゃって。

 そんななか、唯一のピュアガソリンエンジンモデルが、1.8Lターボエンジンを積む「スポーツ」だ。

 最高出力177馬力。先代の280馬力には遠く及びませんが、眠くて燃費も期待外れのe-BOXERよりは、こっちがいいんじゃないか。

 どうせ燃費悪いんだから。そんな投げやりな気持ちになってしまいます。これでいいのかスバリストよ! いいんですかね。是非もなしですかね。

 最後に付け足しで、「シブ好みだけど、シブすぎてちょっと……」なグレードを2つ紹介させていただきます。

スイフト「RS」

スイフト「RS」(5MT)/178万円
スイフト「RS」(5MT)/178万円

 スイフトスポーツは、1.4Lターボエンジンで140馬力、トルクもモリモリでメッチャ楽しい! 

 一方こちらの「RS」は、1.2L NA(91馬力)と5MTとの組み合わせ! 6MTじゃなく5MTってのが泣かせるぜ! ないパワーをうまく使って走らせるカイカンを満喫できる!

 とは思うものの、「RS」は178万円。あと23万円上乗せすれば、断然パワフルで、ネガも皆無のスイスポの6MTが買えてしまう。

 その23万円がどうしても出せない! 逆さに振っても178万円が限度! というなら仕方ありませんが、私なら血を売ってでもスイスポを買います。23万円でぜんぜん違うもん……。

ルノー トゥインゴ「S」

ルノー トゥインゴ「S」/181万円
ルノー トゥインゴ「S」/181万円

 トゥインゴ唯一の5MT! RR(リアエンジン・リア駆動)の5MTなんて本当にマニア泣かせだ! 値段だって181万円。トゥインゴの中で一番安い。クルマ好きなら迷わず「S」!

 と言いたいところだけど、「S」のエンジンは1L NAの73馬力。最大トルクは95Nmだ。車両重量は950kg。かなり非力でごわす。

 対するEDC(ツインクラッチ)モデルは、0.9Lターボで92馬力/135Nm。パワーもだけどトルクが違う。アクセルを踏んだ時の挙動が違う!

 ターボならRRらしい、空冷時代の911みたいなリヤの張り出しが味わえるんだけど、「S」のパワー/トルクじゃムリ! どんだけアクセル踏んでも何も起きない! それがさみしい……。

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