今となってはやや信じがたい話だが、かつて国産車にも採算を度外視して開発されたとしか思えないようなクルマがあった。本気でフェラーリを超える性能を目指して開発され、伝説の名ドライバー、アイルトン・セナが開発に携わった。
その名も初代NSX。
現在は2代目となる現行型NSXが販売されているものの、独特なテイストと美しいデザインは今も多くのファンを魅了しており、中古車価格は高騰を続けている(極上品は3000万円を超える)。
そんな初代NSXは、どのような経緯で生まれたのか。また、登場した瞬間から「名車だ」と言われていたのだろうか。当時を知る自動車ジャーナリストに、その状況を伺った。
文/片岡英明 写真/HONDA
【画像ギャラリー】 国産車唯一のスーパーカー初代NSX 秘蔵写真で振り返る美しい面影
コメント
コメントの使い方