SKYACTIV-X最新アップデート!! マツダ3/CX-30の何が変わる!?


■今回の異例ともいえるアップデート その試みの真意は?

 なかには「最初から完璧なものを出せ」という人もいるかもしれない。しかし、その考え方は正しくない。

 機械である以上、やはり開発が進むほど進化していくのは当然である。本来ならばそれは従来型のオーナーには「諦めてもらう」しかないのだが、その進化を従来モデルにも反映するというのが今回のマツダの試みなのだ。もし「最初から完璧なものを出せ」というなら、それは制御の進化や熟成を否定することになる。

 実は、これと同じ考えがパソコンやスマホのプログラムアップデートだ。OSもそうだが、ソフトウェアやアプリも同じこと。バージョンアップによって不具合を手当てするだけでなく、時には新しい機能が追加されることもある。

そういうと、パソコンなどで起きる「バージョンアップせず従来型のほうがよか った」というバージョンアップはクルマにも起こりえるのだろうかと心配する人もいることだろう。

 しかし、基本的にはその心配はない。パソコンと違って「従来使っていた機能が使えなくなった」とか「周辺機器との相性が悪くなった」という状況はクルマでは普通は起きないないからだ。

 ただし、例外はチューニングで制御プログラムなどを標準状態から変更している場合。その際はトラブルにつながる可能性もあるので、最新の注意が必要である。また、バージョンアップによりクルマは間違いなく進化するはずだが、なかには「従来モデルのフィーリングのほうが好みだった」というケースも、稀にあるかもしれない。

■制御プログラムのアップデートによる性能向上の改良に他社は追従するのか?

 ところで、マツダが先陣を切った制御プログラムによる性能向上に他メーカーも追従するのだろうか?

 時間がたつにつれ、多くのメーカーに波及するのは間違いないだろう。そして、将来的には、テスラがおこなっている制御プログラムの更新のように、ディーラーへ行くことなく無線通信でおこなえる可能性もある。

クルマの改良方法も日々変化を続けている。かつてはモデルの中盤である、発売後2~3年に実施していたマイナーチェンジが今や年次改良となり、今後は都度アップデートに変わるのか?

 内容に関しては、先進安全装備の機能向上やパワートレーンの進化のほか、走行モード切り替えや電子制御4WDシステムの設定変更、ナビを含めたインフォテイメントシステムの機能追加などが考えられる。

 ただし、今回のマツダのような性能向上に関しては、無料となるのはレアケースだろう。 プログラム開発もクルマへのインストールも作業が発生するので、その対価は求められるのが一般的になると思われる。

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