フェラーリF355が超高騰のナゼ!! 天使のソプラノを奏でるにはイッタイいくら必要なのか

2021年3月15日 / コラムコメントする

■繊細なエンジンはメンテにも気を配りたい

　ただ、F355は、5バルブのエンジンもメカ的に繊細だ。6MTだからと言って安心はできないし、メンテナンスには気を使う必要がある。状態のいい個体の減少が、F355の高騰に拍車をかけている。

　私はというと、現在328GTSに乗っている。こちらはF355よりさらにぐっと小柄でキュート。スタイルの美しさはフェラーリ史上屈指だ。ソプラノサウンドではF355にかなわないが、ヨーロッパ仕様なら昔のレーシングカー的なすばらしい音がする。

　328は全車5MT。エンジンはF355より丈夫で手がかからない。一部走行距離の少ない個体（特に希少なGTB）は2000万円を超えているが、中ぐらいのコンディションのGTSなら、1100万円くらいで探すことができる。

　F355が難しければ、328をオススメします。こちらも希少につき、手に入れるのは簡単ではないですが。

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