おもてなし? 余計なお世話? こんな装備なんかいらない!


■急激に進化した「自動駐車機能」だが……

ホンダeのパーキングパイロット。縦列駐車や並列駐車をスムーズに行ってくれるので機能の進化を実感できる

 2003年登場の2代目プリウスで登場した自動駐車機能はちょっと前のものまで、「使い方が難しい、スペースがギリギリのところだと使えない、自分でやったほうが早い」といった理由で付いていても使っている人は少ない、お節介装備だった。

 実際、デジタル機器に疎い筆者は何のクルマだったかは忘れたが、自動駐車機能を使いバックで車庫入れ駐車をしたかったのに、なぜか想定と違う枠に前進で入っていたという経験もある。

 しかし、日本車ではマイナーチェンジされたレクサス LS、新型トヨタ MIRAI、ホンダ eに装備される最新のものだと、駐車したいスペースの指定が容易なうえに、スペースを指定したあとはブレーキペダルを離せば操作なしで、縦列駐車も上手かつ素早く行ってくれる。自分で駐車するストレスのほうが大きいほどに進化している。

 さらにあらかじめ登録しておけば、白線のない自宅駐車場のようなスペースへの駐車を行ってくれる点も非常に有難い。

 しばらく気にしなかったうちに性能を劇的に向上した自動駐車機能はお節介装備から、急激に進化して、”使える”装備に急成長した。

 しかし、そもそもこの自車駐車機能に頼るようなドライバーって甚だ疑問……、というより運転する資格があるのかということさえ思ってしまう。

 一部の高級輸入車には、ドライバーがクルマから降りてスマホなどで操作すると自動でクルマが駐車してくれるリモートコントロールパーキングという機能もある。これは駐車スペースが狭い時にドアを開けると降りられない、隣のクルマにドアをぶつけるといった時に有効だ。

 バックモニターと同様、お節介装備からありがたい装備に今後なっていくのだろうか。

■自動レーンチェンジ機能

レヴォーグのアイサイトXに装備されるアクティブレーンチェンジアシスト。完全にクルマ任せとはならない現段階では必要性に疑問を感じる

 メルセデス・ベンツの各車、レヴォーグのアイサイトX、スカイラインのプロパイロット2.0といった高性能な運転支援システムを装備しているモデルは、ドアミラーの死角になりやすい斜め後方を監視するブラインドスポットモニタリングなどと呼ばれる装備を採用する。

 この機能を利用して高速道路を中心にドライバーがウインカーを出し、後方の安全が確認できると自動でレーンチェンジを行ってくれる機能も備えている。

 この機能は確かに見事なレーンチェンジを見せてくれるのだが、クルマがやることだけにユックリとしたレーンチェンジとなることもある。

 さすがにレーンチェンジの際にはドライバーもクルマ任せではなく後方確認をする点も考えると、現時点では自動レーンチェンジ機能まではお節介とは言わないにせよ必要性は薄いのではないだろうか。

 近くにクルマがいる際には誤ってレーンチェンジしてしまうのを防ぐ機能を普及させれば十分にも思う。ただ、将来的に自動運転が普及したときには必須の機能になるに違いない。

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