ホンダの現行N-BOXが登場したのは2017年。ダイハツのタントがフルモデルチェンジしたのは2019年なので、クルマとしては2年ほどタントのほうが新しい。そのぶんタントのほうが新鮮味があるから販売面で有利なはず。
ところが売れゆきは、2020年新車販売ランキングでは1位がN-BOXで、タントは3位。N-BOXの牙城を崩せないうえに、スズキのスペーシアにも負けてしまっている。
しかも現行型タントは登場年が新しいだけじゃなく、パワートレーンからプラットフォームまですべてを一新する気合の入ったフルモデルチェンジで登場している。それなのに、なぜタントはN-BOXに勝てないのか? その理由を渡辺陽一郎氏が徹底的に考察した。
文/渡辺陽一郎 写真/ダイハツ工業、ベストカー編集部
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