■現行Cクラスの強みがさらにアップグレードされている
室内は広くなった印象を受けたが、フリュー氏は「パッケージングを改善して、前席の肘周り、全長を伸ばしてリアシートのレッグルームも延長されました。実際に乗った感じは数字以上の恩恵がわかると思います」と語ってくれた。
フリュー氏の説明では新しいCクラスに6気筒エンジンを採用しないのは、MRA-IIという新世代のアーキテクチャーが使われているが、エンジンルームなどに大掛かりなモディファイを施す必要があるため、と説明された。
フリュー氏のドライブは非常にスムースで、それがいっそう、ニューCクラスの滑らかで快適な乗り心地を感じさせてくれる。実はこれこそがニューモデルの目指したところでもあるのだ。
テスト中のC300には採用されていないが、Cクラスには後輪ステアリング・システムもオプションで用意されるはずで、スポーティで安定したハンドリングを提供できるに違いない。
およそ4時間、300km近くにおよぶドライブで新しいCクラスは現行モデルの強みをさらにアップグレードした兆候を確かに感じることができた。Cクラスは2021年に最も期待されるニューモデルの一台になることは間違いないだろう。
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