最近は「電動化」という言葉が頻繁に使われる。一部にはエンジンを搭載しない電気自動車という認識もあるが、正確にはハイブリッド、プラグインハイブリッド、燃料電池車なども含まれる。電動機能を搭載すれば、エンジンを併用しても電動車だ。
その意味で電動車の国内販売比率は、急速に高まっている。2010年には、国内の新車(乗用車)に占める電動比率は約12%だったが、2020年は36%に達した。小型/普通乗用車に限ると40%近くになる。
2010年の時点では、アクアは登場しておらず、ハイブリッドはプリウス、インサイト、シビックハイブリッドなどに限られた。それが今では、ヤリス、ノート、フィットなど、売れ筋車種の大半にハイブリッドが用意される。その結果、電動比率も大幅に増えた。
その一方で、ハイブリッドを含めた電動化が困難な車種もある。
文/渡辺陽一郎 写真/編集部、TOYOTA、SUZUKI、NISSAN
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