ホンダS660が2022年3月で生産終了となるのは既報の通りである。このニュースを耳にした際、筆者は環境性能や安全性能といったクルマに要求される要素が増える一方の現代において、販売台数が多いものではないスポーツカーを継続するのは本当に大変というのを改めて痛感した。
そんなことを考えながら現行日本車を見ると、オリジナルボディを持つスポーツカーとしてほぼ空白期間なく長年存続しているのは、日産フェアレディZ(4代目と5代目の間に2年近くの空白期間はあったが、これはノーカウントとしていいだろう)とマツダロードスターの2台だけである。
という背景もあり、当記事では筆者がベストなロードスターと確信し、欲しいクルマリストから消えないNR-Aグレードに久しぶりに乗り、ロードスターが30年以上存続している理由などを考えてみた。
文/永田恵一、写真/西尾タクト、MAZDA
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