春のフレッシャーズ必見!! 初めての新車にお薦めの条件とは?

■カテゴリーを決めたら候補車種を選ぶ

各メーカーで候補車種を選び、予算に合わせて絞り込んでいく
各メーカーで候補車種を選び、予算に合わせて絞り込んでいく

 カテゴリーが決まったら、次は購入の候補車種を決めます。コンパクトカーであれば、ヤリス、ノート、フィットという具合です。候補車種の内容を改めてチェックして、予算に合ったグレードやオプション装備などを決めます。

 ホームページ上では、簡易な見積りの計算もできるので、購入時に納める税金や自賠責保険料(任意保険料は除く)を含めた購入予算がわかります。

 なおグレードを選ぶ時は、安全装備をなるべく充実させたいです。衝突被害軽減ブレーキは標準装着される車種が多いですが、サイド&カーテンエアバッグは、オプションの場合もあるので注意しましょう。

 コンパクトカーなどでは、実用装備を過不足なく充実させた中級グレードをお買い得なモデルにしていることが多いです。

■候補車種を決めたらいよいよ販売店へ

ネットでは不可能な「試乗」は特に重視したい
ネットでは不可能な「試乗」は特に重視したい

 この後は販売店に出かけます。まず車両のカタログ、ディーラーオプションカタログ(アクセサリーカタログ)、価格表を入手します。カタログには、ホームページよりも詳しい情報が掲載されていることもあるからです。

 次は自宅で決めたグレードやオプション装備について、改めて見積書を入手します。ホームページ上の計算は簡易なものなので、印刷された見積書を作製してもらいます。

 そして試乗をします。街中を15~20分走るだけですが、得られる情報は多いです。駐車場から路上に出る時の段差では乗り心地、道路に出て加速する時は速度の上昇感覚と速度調節のしやすさ、交差点を曲がる時には操舵に対する車両の反応などを確認します。

 試乗を終えたら、運転した感想をメモしておきましょう。週末を使って集中的に候補車種を試乗すると、各車種の違いがよくわかります。

 可能であれば、購入の候補車種のレンタカーを借りてドライブに出かけたいです。1日運転すると、クルマの良し悪しも正確に把握できます。ファミリーで使うなら、家族みんなで試乗して、後席の乗り心地などを確認してもらうといいでしょう。

 特に最近は、新車の販売店がレンタカーの貸し出しを行っている場合があります。試乗車を兼ねていることもあり、新車がそろっています。料金は掛かりますが、間違いのないクルマ選びができるので、販売店で相談してみましょう。

 以上のような作業を行うと、膨大な新車のなかから、ご自分に合ったクルマを見つけられます。

 フレッシャーズの皆さんがクルマを選ぶコツは、まずコンパクトで運転のしやすい、クセの強くない車種を探すことです。試乗した時は、車庫入れや縦列駐車も行って、後方視界なども確認してください。

 価格や維持費も、使い方に合った範囲内で安い車種にしましょう。そこで以下の5車種を推奨しておきます。

■フレッシャーズのみなさんへのお薦め5車種

ホンダ N-WGN
ホンダ N-WGN

●軽自動車:ホンダ N-WGN・Lホンダセンシング(136万4000円)
 軽自動車ではN-BOXの人気が高いですが、視界の優れたボディによる運転のしやすさ、走行性能、実用燃費、価格の割安感を考えると、N-WGNの推奨度が高いです。居住性も快適で荷室も使いやすく、N-WGNで充分です。N-WGNに不満を感じたら、N-BOXを検討しましょう。ほかの車種ではワゴンRやデイズも推奨できます。

●コンパクトカー:ホンダ フィット1.3ホーム(171万8200円)
 フィットは全長が4m以下のコンパクトカーですが、後席や荷室が広いです。視界がいいので運転しやすく、価格は割安です。ほかの車種では、ヤリス、ノート、スイフトも推奨できます。

●ミニバン:トヨタ シエンタ1.5G(209万8000円)
 多人数で長距離を移動する機会が多い場合、ヴォクシーやセレナなどミドルサイズ以上になりますが、価格も高いです。フレッシャーズの皆さんに推奨できるミニバンは、運転しやすく価格を抑えたコンパクトな車種です。シエンタは割安で運転しやすく、走行安定性もいいです。ほかの車種ではフリードも推奨できます。

●SUV:トヨタ ライズ1.0G(189万5000円)
 SUVには海外で積極的に販売する車種も多く、ボディは大半が3ナンバーサイズです。しかし街中では運転しにくく価格も高いので、コンパクトなライズを推奨します。コンパクトカーの感覚で運転ができて、後席の居住性も悪くないです。ほかの車種では、ヤリスクロス、ヴェゼル、キックスなども推奨できます。

●ステーションワゴン:トヨタ カローラツーリング1.8S(221万6500円)
 今はワゴンの車種数が大幅に減りました。設計の新しい車種はすべて3ナンバー車です。そのなかで推奨できるのはカローラツーリング。3ナンバー車ですが、ワゴンではコンパクトな部類に入り、運転がしやすくて価格も割安です。ほかの車種では、設計は古いですが、シャトルは扱いやすい5ナンバー車です。

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