いわゆるハコスカやケンメリのスカイラインGT-Rなどは、もちろん昔から高額だった。
そのほかの「割とフツーな国産スポーツモデル」の中古車というのはひと昔前まで、いやふた昔ぐらい前までは50万~100万円以下か、せいぜい100万円台で購入できたものだ。
だが世界的なヤングタイマー(ちょっと古いクルマ)ブームが起きてしまった昨今は、とてもじゃないが100万円級の予算で「ちょっと古い国産スポーツカー」を買うことなどできやしない。
具体的な相場は車種によりさまざまだが、10年前までは100万円も出せば買えていたはずのモデルが、いつの間にか300万円か、下手をすれば「500万円以上」ぐらいに化けてしまったのだ。「気軽に買って、コツコツ直しながら楽しもう」とは、とてもじゃないが思えない金額である。
本稿ではそういった「中古スポーツカー相場高騰の功と罪」について考えてみたい。
文/伊達軍曹
写真/ベストカーweb編集部 トヨタ 日産 ホンダ スバル
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