4月に行われた上海モーターショー2021において、トヨタは「クラウン」と冠したふたつのモデルを発表した。ひとつは、同社が海外で展開している3列シートのSUV「ハイランダー」にクラウンを冠した「クラウンクルーガー」、そしてもうひとつが日本でも販売されている高級ミニバン「ヴェルファイア」にクラウンを冠した「クラウンヴェルファイア」だ。
中国市場には、すでにヴェルファイアの兄弟車「アルファード」は販売されている。日本ではアルファードとモデル統合のウワサもあるヴェルファイアが今回、まさかのクラウンを冠しての中国デビューとなったわけだ。クラウンクルーガー、クラウンクヴェルファイアともに、「クラウン」と冠することで「最上級の証」としているようだ。
「クラウン」といえば、昨秋、「セダンは現行型で終了し、2022年にSUVとして投入される」という衝撃的なニュースが報じられた。トヨタは今後、「クラウン」を「最上級グレード」という意味に使っていくつもりなのだろうか。
文:吉川賢一
写真:TOYOTA、ベストカー編集部、一汽トヨタ
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