■グリルレスに違和感がなくなれば消滅の可能性も
量産電気自動車の先駆けとなった初代リーフはグリルレスであった。初代リーフといえば、デザインが酷評されたことで名高い。特にフェイスに関しては、「昆虫っぽい」と揶揄されていた。
これが影響したかどうかは定かではないが、2代目リーフではグリルのようなデザインを取り入れている(他の日産車とVモーショングリルの雰囲気を統一するため、ということも当然あるだろうが)。
テスラのモデル3、モデルY、サイバートラックは、清々しいほどに「グリルレスデザイン」を採用しているが、モデルS、モデルXについては、小さいながらもフロントグリルのようなものがある。デザイン要件として、クルマによっては取り入れる、ということなのであろう。
初代リーフが揶揄されたように、これまでのクルマを見慣れたユーザーは、のっぺらぼうのフロントフェイスに、「強い違和感」を感じるため、しばらくは、グリルのようなデザインは残っていくだろう。
しかし将来、「グリルレスがかっこいい」となる可能性は大いにある。グリルの代わりにどこで個性を表現するのか、がカギとなるだろう。
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