ヤリスクロス ライズ…発売から1年経過! 評価は期待以上? それとも裏切られた??

ヤリスクロス ライズ…発売から1年経過! 評価は期待以上? それとも裏切られた??

 新車がデビューすると、いろいろなメディアが取り上げ、いわゆる新車インプレッションを展開する。発売前に期待値が上がるのは当然のことだが、発売当初は高揚していることもあり気が付かなかったことが、しばらく立ってわかることもある。

 2020年から2021年にかけて、魅力的なクルマが大量に発売された当たり年だったが、発売からしばらく立って今、冷静にこれらの新車を見るとどうなのだろうか?

 そのなかから、期待以上のクルマと、期待を裏切られたクルマを取り上げてみたい。

文/渡辺陽一郎
写真/トヨタ 日産 ホンダ マツダ スズキ

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■期待以上だった車種/トヨタ ハリアー

トヨタ ハリアーは上級の大型SUVであるが、内外装とも価格以上の上質感を備えている
トヨタ ハリアーは上級の大型SUVであるが、内外装とも価格以上の上質感を備えている

●2021年1~4月の1ヵ月平均販登録台数:8681台
●発売時点の月販目標(月販計画)台数:3100台

 新型車が登場すると、個人的に「この程度は売れるだろう」という予測を立てる。メーカーも同じで、大半の新型車が「月販目標台数」を発表している。

 月販目標台数は文字通り1ヵ月に何台売るかという目標値だが、発売から生産を終えるまでの平均値になる。仮に月販目標が3000台で、6年間製造する計画であれば、国内で21万6000台を販売して採算が取れるように開発されている。

 クルマの売れ行きは発売から時間が経過すると下がるため、発売当初は月販目標を上まわる必要がある。それが予想に反して売れないと、なかなか採算が取れず、車種によっては10年くらい生産を続ける。設計の古い車種のすべてが想定外の不人気車とはいえないが、長期間にわたって売り続ける車種は少なくない。

 そこで発売から1年以内に登場した車種について、人気や売れ行きが期待以上だった車種と、期待を裏切った車種を取り上げたい。

 まずは期待以上だったハリアー。ハリアーは上級のLサイズSUVで、売れ筋価格帯は350万~500万円に達する。それなのに2021年には1ヵ月平均で8681台も登録され、コンパクトカーのノートなどと同等だ。月販目標は3100台だから、最近の売れ行きは3倍近くに達する。

 ハリアーが好調に売れる理由は3つある。1つ目は商品力が高いこと。内外装は上質で、乗り心地も快適。クーペSUVのスタイルだから後席が犠牲になっていると思われたがヘッドクリアランスも充分な広さを確保しており期待以上だった。ハイブリッドもノイズも小さく、加速は滑らかだ。

 2つ目の理由は従来型も堅調に売れていたこと。ハリアーは上級SUVの定番車種だから、新型に乗り替えるユーザーも多い。

 3つ目の理由は2020年5月からトヨタの全店が全車を扱う体制になり、現行ハリアーはその翌月に発売されたこと。

 従来はトヨペット店(全国に約900店舗)のみが扱ったが、現行ハリアーは発売時点からトヨタの全店(約4600店舗)が売ったから登録台数がさらに伸びた。

 全店が全車を扱う体制に移行した結果、トヨタの人気車は一層売れて、不人気車はますます落ち込んでいる。そのために最近は、小型/普通車販売ランキングの上位に入るトヨタ車が従来以上に増えた。

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