街でよく見る特装車といえば塵芥車(じんかいしゃ)だ。塵芥車は1950年代に日本で使われ始めたが、呼び方は塵芥収集車、ゴミ収集車、パッカー車などさまざま。家庭などから排出されるゴミを収集し、焼却場など処理施設に運搬するのが主な仕事となっている。
タイプは「回転板式」「圧縮板式(プレス式)」「荷箱回転式(ロータリー式)」の3種類。回転板式はテールゲート内の回転板でかき上げたゴミを押込板で荷箱内に積み込むもの。排出はダンプ式だ。
いっぽう、圧縮板式はテールゲート内の圧縮版と荷箱内の排出板でゴミを圧縮しながら積み込むもの。排出は押出式である。荷箱回転式は円筒ドラム型の荷箱を回転させながらゴミの積み込みを行なうものだが、台数はあまり多くない。
塵芥車メーカーは大きさもさまざまだが、街でよく見る小型(2t車級)や中型(4t車級)が主力。そのなかから今回は大手3社の最新モデルをご紹介。これが進化し続ける塵芥車の最新トレンドだ!
文・写真 「フルロード」編集部
※2017年9月発売トラックマガジン「フルロード」第26号&2019年12月発売「フルロード」第35号より
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