【フィット、シティ、マーチ…】かつて時代を席巻した「ハッチバック」の軌跡

そしてこの先は?…クロスオーバー、高級路線。変化が始まる!

これからのハッチバックが向かう道、それはクロスオーバー化であろう!

世の中、あらゆる垣根が取り払われつつある。今後ハッチバックは、さまざまなカテゴリーと融合してゆくはずだ。

まずはSUVとの融合。これは以前からあるが、よりメジャーになっていく。続いてやってくる波は、高級車との融合だ!

メルセデスベンツAクラスをベースとしたインフィニティQ30は、その好例。なにせ国籍やメーカーをもクロスオーバーしてるしさ~。ジャガーのI-PACEも高級ハッチバックSUVとして2018年に発表される予定だ。

’15年のフランクフルトショーで公開されたインフィニティのQ30。日本産プレミアムハッチバックだ
2015年のフランクフルトショーで公開されたインフィニティのQ30。日本産プレミアムハッチバックだ
昨年のLAショーで公開されたジャガーのEV、I-PACEコンセプト。かっこよすぎる
2016年のLAショーで公開されたジャガーのEV、I-PACEコンセプト。かっこよすぎる

国産車では現状、レクサスCTくらいしか見当たるモデルはないが、C-HRもその一種と見ることはできよう。今後はジュークの高級版などの可能性もあるかもネ。

間もなく、ハッチバックの新たなメタモルフォーゼ期が始まるのだ、たぶん。以上、終わり!

日本のプレミアムハッチバック市場をひとりでけん引するレクサスCT。そろそろ次期型が気になる時期だ
日本のプレミアムハッチバック市場をひとりでけん引するレクサスCT。そろそろ次期型が気になる時期だ

【番外コラム】忘れちゃいけない! 輸入車の名ハッチバック

スタイル、走り、そして官能性。起源となったモデルがあるだけに、欧州には名車と呼ばれるハッチバックが多い。VWゴルフは初代が1974年に発売されたが、日本でも人気の高い2代目(1983年登場)を紹介したい。写真のGTI 16Vは125ps/17.1kgmを発生する1.8L、DOHCエンジンを搭載していた。

プジョー205は1986年に日本導入開始。デビュー当初の1.6Lエンジンは、後に1.9Lに進化。粘り着くようなコーナリングなど、いまだにファンが多い。

最後はランチアデルタHFインテグラーレ。WRCで活躍した名車で、1988年から1995年まで生産された。搭載する2Lターボエンジンは185psでスタートし、最終的に215psまで進化した。大きく張り出したブリスターフェンダーがたまらなく魅力的だ。

VW2代目ゴルフGTI 16V
VW2代目ゴルフGTI 16V
プジョー205GTI
プジョー205GTI

ランチアデルタHFインテグラーレ

ランチアデルタHFインテグラーレ

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