国内モデルの評判はいまいちだが、日産は海外専売モデルに、なぜかカッコいいクルマが多い。マイクラや、キャシュカイなど、日本への導入が熱望されているクルマがたくさんある。なかでも、北米で販売されているセダンはほんとにカッコよく、まれに国内で見かけると、ぱっと目を惹くほど、イケている。
今回は、そんな北米日産のカッコいいセダンをご紹介しつつ、筆者がもっとも日本市場に最も欲しいと思う一台を、その理由と共に解説していく。
文/吉川賢一、写真/NISSAN
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■アルティマ(日本名:ティアナ L34型 2018年~)
日本では、2019年12月に、L33型を最後に生産終了となってしまったラージFFセダンのティアナ。だが、北米及び中国では、L34型が「アルティマ」として販売されており、そのスタイリッシュなデザインから、日本導入が強く熱望されているモデルだ。
現行アルティマのウリのひとつが、「世界初の量産型可変圧縮比エンジン「VCターボ」だ。圧縮比を8対1から14対1の間でシームレスに変更できることで、V6並の動力性能と、直4並の燃費の両立を図った、日産の自信作だ。
現在、日本市場のラージサイズFFセダンは、トヨタカムリの独壇場。海外市場でもアルティマとカムリはライバルとして戦っているが、日本でも、この2台の戦いをみてみたい。
■マキシマ(A35型、2015年~)
北米日産のFFセダン系トップモデルがこのマキシマだ。全長4897 mm、全幅1860 mmのボディに、エンジンは300ps/354Nmを発揮する3.5L V6 NAガソリンの一本のみ。その潔さもカッコいい。エントリーグレードの「SV」の価格は3万7090ドル、日本円にして408万円からとなる。
マキシマは、アルティマよりもより上級クラスを狙ったラージセダンとして、北米市場にて8世代にもわたって販売されてきたモデルだ。現在、北米マキシマ40周年を記念した「40thアニバーサリーエディション」が販売されている。これほど厳ついセダンは、日本にあれば相当目立つだろう。
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