■セントラ(日本名:シルフィ B18型 2019年~)
日本市場でもまだB17型がラインアップに残っているが、すでに2020年12月に生産を終了し、現在は在庫分のみの販売となっている、シルフィ。北米では現在、すでにB18型となった「セントラ」が販売されている。
全長4641×全幅1815×全高1450 mm、前型に対して、全長が2 mm伸び、全幅は55 mm広がり、全高は45 mmも下がり、ワイド&ローなスタイルへと進化した。スタイリッシュなデザインで、こちらも非常にカッコよい。
ちなみに、日産は現在、中国市場向けとしてシルフィe-POWERを開発中だ。セダンボディにe-POWERの組み合わせは初であり、そのスタイリッシュなデザインと相まって、人気が出る可能性は高い。
■ヴァーサ(N18型 2019年~)
セントラの下に位置するFFセダンである「ヴァーサ」。かつて、日本市場にあった「ラティオ」の後継にあたる。
ボディサイズは全長4495×全幅1740×全高1455 mmと、北米で売られているクルマとしては、非常にコンパクト。ベースグレードは1万7790ドル~、日本円にして約196万円と、若者でも手を出しやすい価格だ。
マキシマ、アルティマ、セントラと共通の、Vモーショングリルや、ブーメラン型ヘッドランプなどを採用し、コンパクトであり、スタイリッシュでカッコ良い。
面白いことに、エントリーグレードとして、1万4980ドル(約165万円)の5速マニュアル仕様もある。その仕様をベースに、自分好みへ改造していくのも非常に楽しそうだ。
■シルフィがe-POWER車となって戻ってくる!?
今回挙げたクルマはどれもほんとにカッコよく、「もし日本に導入されたら…」と考えるとワクワクが止まらないところではあるが、日本市場で受けれられるには、電動化は必須アイテムだ。
そう考えると、今回紹介したモデルの中で、唯一、電動化を目論んだシルフィ(セントラ)が、e-POWER車となって日本市場に戻ってくる、というのが一番期待できるシナリオであろう。
ちなみに、筆者がいちばん乗ってみたいモデルは、アルティマだ。
デザインもさることながら、「VCターボ」を味わいたい、というのが最大の理由だ。
このVCターボは、中国仕様の次期型エクストレイルのガソリン車に搭載されることが分かっており、まもなく登場する日本仕様のエクストレイルにも、e-POWER用の発電エンジンとなって、搭載される可能性が大と思われる。
しかしできれば、セダンボディのアルティマで、味わってみたい、というのが筆者の本音だ。
VCターボがアツいアルティマ、3.5L V6 NAのみという潔さがカッコいいマキシマ、e-POWER車開発中のセントラ(シルフィ)、安くてカッコよくてカスタムのし甲斐があるヴァーサ。さて、あなたはどれがお好みだろうか!?
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