2011年9月、トヨタはピクシススペースを発表し、販売を開始した。発売から10年が経過したが、ピクシスシリーズは5車種にとどまり、トヨタの軽自動車販売には勢いがない。
ホンダのNシリーズ、日産のデイズシリーズのように、販売の主力となる軽自動車を持たないトヨタだが、頑なに軽自動車の開発には着手しない。現在も、ダイハツからOEMを受けるだけである。
トヨタはなぜ軽自動車を自社開発せずに、細々と売り続けるのだろうか。トヨタの販売現場で営業活動に従事してきた筆者が、トヨタと軽自動車の関係を、販売現場目線で解説していく。
文/佐々木亘、写真/TOYOTA、HONDA
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