■グレードと装備
グレード展開は非常にシンプルで、ガソリンエンジン、ハイブリッドともに同一でボトムからS、G、Zの順でGとZにはレザーパッケージというグレードが用意されます。
以下に特徴的な装備差を列記します。
●タイヤホイール
Z:225/55R19タイヤ&高輝度シルバー塗装アルミホイール(Zに標準装備)
G:225/60R18タイヤ&切削光輝+ダークグレーメタリック塗装アルミホイール(Gに標準装備)
S:225/65R17タイヤ&シルバー塗装アルミホイール(S標準装備)
●サンルーフ
・調光パノラマルーフ:Zにのみオプション設定。19万8000円
●ハイビーム調光
・アダプティブハイビーム:ZとGに標準装備
・オートハイビーム:Sに標準装備
●ITS関連
・ITSコネクト:全車オプション。2万7500円
●安全装備
・リヤクロストラフィックオートブレーキ(パーキングサポートブレーキ、後方接近車両)、ブラインドスポットモニター:Zに標準装備、GとSにオプション。6万8200円
●オプティトロンメーター
・7インチTFT:ZとGに標準装備
・4.2インチTFT:Sに標準装備
●シート
・運転席8ウェイパワー:ZとGに標準装備
・運転席6ウェイパワー:Sに標準装備
・助手席4ウェイパワー:レザーパッケージに標準装備
・助手席4ウェイマニュアル:レザーパッケージ除く全車に標準装備
・革シート:レザーパッケージに標準装備
・ファブリック+人工皮革:レザーパッケージを除くZとGに標準装備
・ファブリック:Sに標準装備
・運転席4ウェイランバーサポート:レザーパッケージに標準装備
・運転席2ウェイランバーサポート:レザーパッケージを除くZとGに標準装備
・運転席オートスライドアウェイ:レザーパッケージに標準装備
・運転席&助手席快適温熱シート+シートベンチレーション:レザーパッケージに標準装備
●空調
・S-FLOW運転席集中モード付き左右独立温度コントロール付きオートエアコン:ハイブリッド車
・S-FLOW前席集中モード付き左右独立温度コントロール付きオートエアコン:ガソリン車
・静電式ヒーターコントロールパネル:Zに標準装備、GはTコネクトSDナビとセットオプションで装着可能
・ダイヤル式ヒーターコントロールパネル:GとSに標準装備
●ナビゲーション
・TコネクトSDナビ:Zに標準装備、Gにオプション。36万9600円
・ディスプレイオーディオ:G、Sに標準装備
・シースルービュー付きパノラミックモニター:Zのみオプション装着可能。6万500円
■グレード間の価格差
ハリアーの価格帯はガソリンエンジンモデルが299万円~443万円、ハイブリッドモデルが358万~504万円となります。グレード展開は前述のようにボトムがS、中間がG、トップがZとなり、GとZにはレザーパッケージを用意。全グレードにFFと4WDが設定されます。価格差は以下のようになります
●FFに対し4WDはいくら高いか?
・ガソリン車:+20万円
・ハイブリッド車:+22万円
●ガソリン車に対しハイブリッド車はいくら高いか?
・FF:+59万円
・4WD:+61万円
●Sグレードに対しGグレードはいくら高いか?
・42万円
●Gグレードに対しZグレードはいくら高いか?
・52万円
●Sグレードに対しZグレードはいくら高いか?
・94万円
●標準仕様に比べてレザーパッケージはいくら高いか?
・30万円
■ハリアーのお薦めグレード
装備品を軸にしたグレード選択を考えていきましょう。
衝突回避機能付きブレーキやACCといったトヨタ・セーフティセンス(ASV=先進安全自動車)関連の装備は基本的な装備が全車で標準装備となります。リヤクロストラフィックオートブレーキはZに標準ですが、ほかのグレードでもオプションで装着可能です。
ハリアーはタイヤのオプションが設定されていないので19インチタイヤが欲しい場合はZ、18インチならG、17インチならSとなります。サンルーフを装着したい場合はZグレードを選択しオプションで選ぶ以外にありません。
純正のTコネクトナビはZには標準でGにオプション、Sには装着ができません。純正のTコネクトナビが欲しいならZグレードを選んでしまっていいでしょう。ナビにはこだわりがなく、スマホ連携でいいならGグレードでもいいでしょう。
ハリアーはボトムグレードでも装備が充実しています。ガソリンエンジンモデルのFFならば約300万円ですが、一通りの装備が付いています。一般的に装備が充実したクルマのほうがリセールバリューが高く、下取り額が上がることが多いのですが、ハリアーはどのグレードも平均して下取り額が高くなっています。
その理由のひとつはトップグレードが500万円もしてしまうことでしょう。
フル装備モデルの下取りがいいのは当たり前ですが、絶対値としての価格が高いため中古車として売るときはちょっと苦労します。しかし、リーズナブルなモデルは中古車としても売りやすいので下取りもいいというわけです。
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