■自分の乗り方に合わせた車選びに有効活用できる
以上のようにWLTCモード燃費は、JC08モード燃費に比べて走行速度が高めに設定される。停車時間も減るから、ノーマルエンジン車には有利で、ハイブリッドやアイドリングストップ装着車は不利になりやすい。
そのためにハイブリッド車のWLTCモード燃費は、JC08モード燃費に比べて、20%ほど低く示されることもある。
以前のエンジンのセッティングは、各メーカーともに、JC08モード燃費を重視することが多かった。JC08モードに近い走り方をすれば燃料消費量を節約できるが、実際の走行では悪化しやすい。
その点でWLTCモード燃費は、市街地/郊外/高速道路と幅広いルートを対象にしているので、エンジンの設定もバランスの良いものになってきた。
JC08モード燃費に比べると、WLTCモード燃費は実際の走行に近い数値を示すから、クルマ選びの参考になりやすい。特に3つの走行モードの内訳が分かるので、自分の使い方と照合しやすく、データを有効に活用できる。
【画像ギャラリー】かつてはカタログ燃費と実用燃費は違って当たり前だった!! WLTC燃費表示は実用燃費に近付いたのか!?
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