■走行性能に特化したGRスポーツを設定
ヴォクシーには走りを意識したグレードとなるZS・GRスポーツが用意されています。
エクステリアでは専用のボディパーツが装着されスポーティなスタイルとなるほか、タイヤ&ホイールは215/45R18タイヤ(ブリヂストン POTENZA RE050A)に7.0Jの専用アルミホイール(エンケイ製 ブラック塗装+切削光輝&リム段差仕様)+専用センターオーナメントを装着。
足まわりは専用チューニングサスペンション(フロント約20mm ダウン・リヤ約25mmダウン)、ホワイト塗装の前後ブレーキキャリパー(フロントのみGRロゴ付き)、前後専用スポーツブレーキパッド、専用サブマフラー、専用剛性アップ&フロア下空力パーツなどを装備。
インテリアでは専用高輝度シルバーパネル+レッド照明+GRロゴ付オプティトロンメーター、専用小径革巻き3本スポークステアリングホイール(シルバーステッチ+GRエンブレム+スポーク部:ダークシルバー塗装)、専用チューニング電動パワーステアリング、ディンプル+シルバーステッチ付き革巻ATセレクトレバーノブなどが装備されます。
価格は46万2000円高となりますが、装備品の充実さは目を見張るほどですし、下取りのことも考えるとなかなかお得感が満載。とくにヴォクシーはノアと統合で消える可能性のあるモデルだけに、最後のヴォクシーでGRスポーツは価値の高いモデルとなる可能性も秘めています。
しかし、ヴォクシー消滅はウワサに終わる(つまり来年以降も継続生産される)との情報も流れているのもまた事実。今後の動きは見逃せない部分もあります。
注目のフルモデルチェンジは2022年春が有力。ただし、半導体問題やコロナウイルス問題も完全に収束していないので、ずれ込む可能性も否めません。
■値引き額とライバル車
280万円~340万円程度の価格帯となるヴォクシーですが、現状での値引きは20万円程度が平均、なかには50万円を超えるような値引き実績を見ることがあります。
高額値引きは念入りな競合と決算期などの時期が重なった結果でしょう。今後の大きな値引きが期待できるのは9月、12月、そして年度末となる来年の3月です。いずれもその月に登録することが条件なので、商談はもっと前から始めなくてはなりません。
競合車となるライバルは日産セレナ、ホンダステップワゴンといったところでしょう。
もちろん、同じトヨタ車のノア、エスクァイアも競合になります。
セレナとステップワゴンはACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)を装備しますが、ヴォクシー(ノア、エスクァイアも)は単純なクルーズ・コントロールしか装備しません。そこで悩んでいる姿勢は競合の説得力がありそうです。
ノアとの競合ではスタイリングの差が決め手となるでしょう。しかし、下取り車がカスタム系だったりすると「この人は完全に競合でノアを挙げているだけで本命はヴォクシーで間違いなし」と心中を読まれてしまう可能性もあるでしょう。競合は本当に迷っているそぶりを見せることがとても大切です。
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